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家に行くアポを取り、早足でAの家にやってきた。
玄関先でAの顔を見ると、
なんだか泣きそうになった。
「A…
大丈夫だっ?」
『…綾が言ってくれたとおり、綾と喧嘩したことにしてある…。
それよりね、
聞いて欲しいんだけど、っ、私、決めた、事があってっ、』
途中涙で詰まらせながら話し出す。
辛そうに泣きながら話した内容は、
拓弥くんと別れようと思ってるということだった。
確かに、いつまでも黙ってるわけにはいかないし、
拓弥くんの事を思う気持ちはわかる気がする。
なんて言っていいか分からないよ正直。
苦しさに加えて寂しさも背負う、
その決断を正しいなんて私には言えない。
「…Aがそう決めたなら、
応援…って言うのかわからないけど、見守るから。」
『辛いなぁ、手放すの。
苦しいなぁ傷つけるの。』
私だって辛い。
正直、まだAがいなくなるって事実を受け入れられてない。
けど私がそんなこと言ってちゃいけない。
Aが泣き止むまで背中をさすった。
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みゆ(プロフ) - Ringoさん» 設定上完全ハッピーとは既にいきませんが、ただ悲しい話にする気もないです! (2019年9月16日 22時) (レス) id: f9b1d21ac6 (このIDを非表示/違反報告)
Ringo(プロフ) - バッドエンドですか?? (2019年9月16日 22時) (レス) id: 77daa9b73a (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - かなとさん» 該当と思われるチェック欄を外しました。まだ何かあればご指摘頂けると幸いです。 (2019年9月1日 22時) (レス) id: f9b1d21ac6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - かなとさん» ありがとうございます。よく読んで編集致します。 (2019年9月1日 22時) (レス) id: f9b1d21ac6 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月1日 22時) (レス) id: 1c380357da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さといも | 作成日時:2019年9月1日 21時