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「ありがとう拓弥。
もう平気。」
ゆっくり体を離して、
少し屈んで目を合わせてくる。
『…何があった？』
ああどうしよう。
なんて言えば。
あ、そうだ
「実は綾と喧嘩しちゃって。」
思い出した。
綾がこういう時のための切り札を用意してくれてたんだ。
しかし拓弥は大きな目を更に大きくさせて驚いている。
無理もない。
私と綾は今まで喧嘩したことなんか無かったから。
『…珍しいな。
俺で良かったら話聞くよ？』
「あ、でも大丈夫だよ。
自分でなんとかするから」
話せる経緯なんて無いもんだから慌ててそう言ったけど、拓弥は…なんか不満そう
『今のお前、すごい背負い込んでるように見える。
1人では重いんじゃねえの？
俺は頼りない？』
もう言ってしまいたい。
ほんとは、残された時間全部拓弥と一緒に居たいんだ。
ほんとは離れたくなんかない。
支えて欲しい。
頼りたいんだよ。
けどだからこそそんなこと出来ない。
逆の立場だったらきっと立ち直れないなって思うから。
「…ありがと。
けどほんと、もうどう仲直りするか考えてるんだ。
次はいい報告するから待ってて。」
『なら困ったらすぐ俺に言うこと。
今日だって昨夜からずっと隠してただろ。
もうそれはナシな。』
胸がチクリと痛んだ。
その痛みは本当は頼ってしまいたいのにもうすぐ離れなきゃいけない事実は変わらないことに対してなのか、
こんなにも私を思ってくれる拓弥に嘘をついている罪悪感に対してなのか
どっちなのか
自分にもわからない。
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みゆ(プロフ) - Ringoさん» 設定上完全ハッピーとは既にいきませんが、ただ悲しい話にする気もないです！ (2019年9月16日 22時) (
レス) id: f9b1d21ac6 (このIDを非表示/違反報告)
Ringo(プロフ) - バッドエンドですか？？ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 77daa9b73a (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - かなとさん» 該当と思われるチェック欄を外しました。まだ何かあればご指摘頂けると幸いです。 (2019年9月1日 22時) (レス) id: f9b1d21ac6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - かなとさん» ありがとうございます。よく読んで編集致します。 (2019年9月1日 22時) (レス) id: f9b1d21ac6 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月1日 22時) (レス) id: 1c380357da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さといも | 作成日時：2019年9月1日 21時
