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Side七五三掛
「なに、何の話してんの？」
個人の撮影が終わって、何か話し込んでる如恵留とまつくに駆け寄る。なんかちらちらこっち見てたし、俺の話かな。
「ん？しめの考えてることは分かんないなーって話(笑)。」
「へ、何それ(笑)。」
「……まあ、それはいいとして。明日、無理しないでよ。体調悪くなったら、すぐ松倉に言って。」
そう言って、テーブルに頬杖をついたまま如恵留が隣のまつくを見る。
「大丈夫だよ。見学だけで具合悪くなったりしないって。」
笑って答えられるくらい、この時は何も気にしていなかった。
でも、次の日の朝。まつくからの連絡が、少しだけ俺を不安にさせた。
『しめ、ごめん……。急にレッスン休むことになって。』
「全然いいよ。ゆっくり休んで。」
電話の向こうから、また「ごめん」って悲しそうな声が聞こえる。
熱はないけど、少し喉が痛いから念のため休むってまつくから電話が来たのは、俺がちょうど家を出ようとした時だった。
免疫力が落ちてる俺に気を遣って、トラジャのみんなは少しでも体調が悪いと休んだり俺と会わないようにしたりしてくれる。俺がレッスンに行くなんて言わなければまつくはレッスンに行けたんじゃないかって、むしろ申し訳なくなった。
「……まつく。俺、やっぱり、」
『レッスンには出ないけど、打ち合わせで如恵留は事務所にいるんだって。何かあったら、連絡してって言ってた。』
今日はまるっとオフだわ〜、なんて最後にわざと明るい声を出して、まつくは電話を切った。
レッスンに行かないって決めてから、わざわざメンバーに連絡を取ってくれたんだ。そう思うと、申し訳ないって気持ちがますます大きくなる。
行きたいところに行くとか、やりたいことやるとか。それだけで、俺は人に迷惑をかけちゃうのかもって思ったら、胸の辺りがずっしり重くなった。
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おさと(プロフ) - 七桃さん» 七桃様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて、とっても嬉しいです😭これからもお楽しみいただけるように頑張ります！ (6月20日 20時) (
レス) id: de6645fa3a (このIDを非表示/違反報告)
七桃(プロフ) - 短編集の時からおさとさんの小説読んでて、ほんとに好みすぎます……♡笑 これからも楽しみにしています！ (6月18日 23時) (レス) @page7 id: 224ce8b2d8 (このIDを非表示/違反報告)
おさと(プロフ) - はなさん» はな様、コメントありがとうございます！貴重なご意見もお寄せくださり、ありがとうございました😊亀更新ですが、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです！！ (6月13日 7時) (レス) id: de6645fa3a (このIDを非表示/違反報告)
はな - こんばんは😊お話楽しみにしてます！ (6月11日 22時) (レス) id: 1e8df6407a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2023年6月11日 21時
