帰り道 Doside ページ48
どうしても譲れないと俺は強くAを抱きしめた。
こんなに思っている気持ちをどうにか伝えたくて、知っている日本語を紡いでいくがどうにも言葉が出てこない。
どんなに言っても頷いてはくれないし、この気持ちを同情だと勘違いだと言うAにどうにも上手く伝えられる言葉が見つからなくてイラついてしまう。
とにかく、俺しかAを幸せに出来る男はいないと断言できるわけで、
それを判らせる為に、突発的にAの唇を塞いでしまった。
当然、目を瞑るものだと思っていたのに、唇を合わせたまま、ふと目を開けるとAと目が合った。
笑ってしまう位に真っ赤になって、やっと友達の壁を越えた気がしてうれしかった。
Do「顔、赤い…それって僕に照れてる？可愛いAっ」と柄にも無く叫び抱きしめると
やっぱりAは嫌がって、そんな駄々っ子みたいな仕草も全部閉じ込めたくなる位に愛おしかった。
こういう止めどなく溢れる気持ちをどうしたらいいのか、経験が足りないから判断つかず…
だから、やっぱりAを愛してると伝える方法がコレしか思い浮かばなかった。
さっきより深くて、優しいキスをAの唇へ落とした。
触れる唇だけでAの温度が体中に広がるようで、途端に気持ち良くなる。
Aも力が抜けたように目を閉じている様子で判る、Aは、やっぱり俺の運命で、俺と相当に相性がいいんだと確信した。
Aはしばらく心が抜けている様子、それをいいことに手を繋いで買い物をした。
触れる肌も体温もすべてがピッタリで、今まで手を繋いで歩いた事があったが自分から離したくないなんて初めてだった。
買い物して彼女の荷物を運んで、韓国じゃできないから、もちろん嬉しいけど、やっぱりAだから、口元が緩んで止まらない。
Do「僕のA！」
言った事も無い事言って
Do「今日が僕らの最初の記念日だね。」
何かの受け売りで言ったり。
俺のテンションが天井無しに上がるのが自分でも怖い。
Do「もう離さないからね。いい？」
多分一生口にしない言葉だと思ってたのに。
Aは深いため息一つ、「はい、宜しく・・・」と運転席から俺を見て笑った。
A「早く帰ろう。もう8時になるよ。」
Do「Aが作るの？」
A「そのつもりよ？」
Do「僕も手伝うよ」
A「ありがと。」
Do「当然でしょ？彼女だし」
二人で笑いながら車で宿舎に向かったんだ。
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さとまあ(プロフ) - 山ちゃんさん» ありがとうございます。頑張りマッス！( *´艸) (2016年7月18日 22時) (
レス) id: 24191b2c58 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん - いつも読ませていただいてます(*^-^*)最近読み始めたのですがとても面白いです！更新頑張ってください＼(^^)／応援してます(*´ω｀*) (2016年6月24日 20時) (レス) id: f68067785e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとまあ | 作成日時：2016年5月23日 18時
