落ちる ページ47
ｷﾞｮﾝｽの瞳が、声が、急に強さを増して途端に男性を感じた。
A「ｷﾞｮﾝｽ、なんか怖いよ？」
Do「僕は優しくないよ、でもあの男とは違う。僕は絶対にAを泣かせない。
Aが可哀想なんて思ってない、むしろ男を見る目が無いと思う。」
確かにそうだけど…。
Do「僕が嫌い？」
ううん…と首を横に振った。
ニンマリとｷﾞｮﾝｽが笑う。
Do「Aには僕が正解の男で、それ以外は間違い。Aは僕の運命。わかった？」
A「でも、でもさ。」と慌てる私。
当然のように言い放つｷﾞｮﾝｽに何にも反論が浮かばない。
Do「でも、はいいよ。」と言うと…。
顔が近づいて、唇を塞がれた。
驚いて、目も閉じられなくて、ｷﾞｮﾝｽの瞼とまつ毛を見ていたら、突然開いたｷﾞｮﾝｽの目と視線が合って恥ずかしくなった。
唇を離してｷﾞｮﾝｽが私を見て微笑んだ。
Do「顔、赤い…それって僕に照れてる？可愛いAっ」
と抱き着いてくる。
A「やだ、ちょっとやめてよ！」
Do「やめない。」
と、今度は両手で頬を包まれ、優しいキスをされ、あまりの優しい触れ方に力が抜けて、目を閉じた。
多分、この瞬間に私はｷﾞｮﾝｽの手のひらに落ちたんだと思う。
気が付くと、駐車場を思いっきり手を引かれながらスーパーの入り口に向かい歩かされていて。
買い物中も終始、手を繋がれてウロウロしていた。
私は混乱した頭の中の整理が追い付かず、ショート寸前で買い物するにも気後れしてしまい。
Do「どうした？A？」と覗きこんでくる顔にドキドキしながら必死に買い物を続けた。
買い終えて荷物が予定より多いのは、判断できる思考回路では無いからで。
車に運ぶにも
Do「女の子は重い物は持ったらダメ！荷物は僕が運ぶから！」と、せっせと作業するアイドルに更に
Do「危ないから車に乗って待ってなさい」と言われて甘やかされて運転席で待っている状況。
Do「お待たせ！」と乗り込んできて、
Do「僕のA！」と恥ずかし気も無く言い放ち、
Do「今日が僕らの最初の記念日だね。」と無邪気に笑うｷﾞｮﾝｽ。
私は深くため息をついた。
Do「もう離さないからね。いい？」
真剣に見るその目に負けた私は、「うん。宜しくお願いします。」と頷きながら言ったのだった。
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さとまあ(プロフ) - 山ちゃんさん» ありがとうございます。頑張りマッス！( *´艸) (2016年7月18日 22時) (
レス) id: 24191b2c58 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん - いつも読ませていただいてます(*^-^*)最近読み始めたのですがとても面白いです！更新頑張ってください＼(^^)／応援してます(*´ω｀*) (2016年6月24日 20時) (レス) id: f68067785e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとまあ | 作成日時：2016年5月23日 18時
