まさかの展開 ページ42
過去に請けた仕事のお客様から再びご依頼があったのが1ヶ月程前だった。
丁度、祖母の入院と重なり今回は私ではなく他の担当が付く予定でいたのだがお客様のどうしてもというご指名を請け、私の都合を快く受け待ってくださり、これが休み明け一発目の仕事となった。
上司「今回の担当するのは人数も多いし、更に難しい。英語は大丈夫だそうだが、基本は母国語だそうだ。通訳として韓国支社の佐藤を呼んでるから、Aちゃん頑張ってくれよ？」
A「お気遣いありがとうございます。佐藤さんとは初対面ですが？」
上司「イケメンだよ(笑)既にお客様の対応中だ。」
A「お客様は・・・えっと韓国の男性グループでしたよね？」
上司「ちょっと俺は疎いからなあ。相当有名らしいぞ？」
A「ふ〜ん・・そうなんですか。」
預かってるDVDをさっきPCで見ても良く顔が判らず、時間も無くてちゃんと見たとは言えないまま会議室の前まで来てしまった。
上司に背中を叩かれて、ことのついでにお尻まで。
A「セクハラですよ？本当に毎回、何なんですか？」
上司「がんばれよって事だ！(笑)じゃ、頼んだ！」
呆れながら上司の背中を見送り、意を決して会議室の扉を開けた。
壁にプロジェクターでさっき見たDVDと同じ画像が流れ、大きめの音量で音楽も流れている。
扉を開けてすぐ、私に気づいて韓国支社の佐藤さんが来てくれた。
佐藤「初めまして、松井Aさんですね。聞いていたよりお美しい。」
A「やめてください(笑)宜しくお願い致します。」
佐藤「今、お客様の最新のミュージックビデオを拝見してまして、ちょっと私も不勉強だったもので。ご迷惑だったでしょうか？」
A「いえ、私も時間が無くてちゃんと拝見できてなくて助かります。私全然、韓国語出来なくて、勉強しますが、すいません本当に宜しくお願いします」
佐藤「こちらこそ、お役に立てる事あればドンドン言ってください。」
佐藤さんは背が高く、がっちりした屈強な体はスーツでも判った。
言葉の端々に大人の余裕を感じるのに笑顔は少年のようで、そのギャップが魅力的な男性だった。
佐藤「松井さん、・・彼氏います？」
A「？いないです。何でですか？」
佐藤「Aさんて呼んでいいですか？」
A「？いいですよ？」
佐藤「いや、彼氏いるのに下の名前で呼んだら失礼ですから(笑)」
そんな話をしていたら、部屋が暗くなり拍手が響いた。
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さとまあ(プロフ) - 山ちゃんさん» ありがとうございます。頑張りマッス！( *´艸) (2016年7月18日 22時) (
レス) id: 24191b2c58 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん - いつも読ませていただいてます(*^-^*)最近読み始めたのですがとても面白いです！更新頑張ってください＼(^^)／応援してます(*´ω｀*) (2016年6月24日 20時) (レス) id: f68067785e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとまあ | 作成日時：2016年5月23日 18時
