そのかわりに ページ15
触れた手がぎゅっと握るようになり、ｷﾞｮﾝｽさんの視線を感じて顔を上げた。
目を細めて頬がぐっと上がる笑顔が何だか子供のようで、思わず同じように笑ってしまった。
Do「Aさん、僕のごはんおいしいですか？」
A「はい、すごくおいしかったです。」
Do「そですか？じゃ僕、Aさんにご飯作ります！その変わりに…」
そう言うと私の肩を掴んで覗くように見つめてきた。
ちょっと驚いてしまった私は
A「なっなんですか？」
Do「日本語の先生してください。」
何だか嬉しそうに笑いながら目を見て話しをされているので、どうしたものかと思いながら。
A「え？でも」
Do「だめ？」
A「いや、悪いから」
Do「わっるくないですよ〜Aさんの食べたい時でいい」
A「余計、申し訳ない。」
Do「ダメ？ダメ？日本語教えてくださ〜い！」
両肩をグラグラ揺らされて、ｷﾞｮﾝｽさんが頭を下げてしまっている。
BK「僕からも御願いします。わからない時に聞きたいからAさんが来てくれるようになったらうれしいな」
ｽﾎ「わ〜！それいいよね？御願い！」
ﾁｪ「僕を助けてくださ〜い！」
CY「Aさんの都合でいいよ。無理にとは言わないから・・」
目の前の人達に両手を合わせて拝まれながら、懇願されて断れる程、私は強くないわけで・・・
A「じゃあ、お言葉に甘えて・・・ご飯一緒に食べる時はお勉強をお手伝いさせていただく事で・・宜しくお願いします。」
ｼｳ「やった！！宜しくね！Aさん！ね〜、僕、Aよりお兄さんだからAってよんでいい？」
え？年上なの？
驚いて見上げると目をパチパチさせてこちらを見て微笑んでいる。
A「構わないですよ？呼びやすい呼び方で(笑)」
Do「・・・僕もAでいい？」
怯えた子供みたいな顔して尋ねてくるので笑ってしまう。
A「はい(笑)」
心なしか、ｷﾞｮﾝｽさんの頬が赤くなったように見えたけど、唇をかみしめて俯いてしまった。
Do「A何が好き？」
A「ｷﾞｮﾝｽさんの作ったご飯なら何でも(笑)」
そう言うと今度は両手で自分の顔を隠して俯いてしまった。
A「ｷﾞｮﾝｽさん？」
Do「ｷﾞｮﾝｽでいでっす。さん、要らない。」
A「？はい。ｷﾞｮﾝｽでいい？」
Do「A」
A「な〜に？ｷﾞｮﾝｽ？」
ｷﾞｮﾝｽの顔が真っ赤で皆がドッと笑った。
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さとまあ(プロフ) - 山ちゃんさん» ありがとうございます。頑張りマッス！( *´艸) (2016年7月18日 22時) (
レス) id: 24191b2c58 (このIDを非表示/違反報告)
山ちゃん - いつも読ませていただいてます(*^-^*)最近読み始めたのですがとても面白いです！更新頑張ってください＼(^^)／応援してます(*´ω｀*) (2016年6月24日 20時) (レス) id: f68067785e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとまあ | 作成日時：2016年5月23日 18時
