担いで ページ8
タクシーが止まった。
ＣＭ「なにしてますか？降りますよ？」
ﾁｬﾝﾐﾝは後部座席の開いたドアから手を差し伸べAの手を掴んだ。
ゆっくりとタクシーが車の流れに乗り、遠のいて行くのを２人で見ていた。
ＣＭ「行きましょ。お腹空いて…。」
Aが微笑む。
ＣＭ「あ！やっぱり化粧直さなくて良かったかも…。
もう可愛い…。他の人に見られるの嫌だよ…。」
ブツブツと言いながら歩道を足早に歩くﾁｬﾝﾐﾝに引っ張られるようにAが歩く。
A「はっ早いよ。」
ほぼ小走りのようになりながら息が荒くなっていた。
そんなAに気付くﾁｬﾝﾐﾝは立ち止まる。
ＣＭ「大丈夫？…これなら！」
と言うとAを片方の肩に担いだ。
A「うあっ！」
驚くAにニコニコ顔でﾁｬﾝﾐﾝが笑った。
ＣＭ「もう着くからっ。」
ジタバタしていたAがおとなしくなり諦めたようだった。
しばらく歩くとポンと肩から降ろされた。
逆さまになっていたせいで頭がぼーっとして、顔が赤くなっているA。
ﾁｬﾝﾐﾝを力なく見ていた。
そんなAを見てﾁｬﾝﾐﾝが笑うと、笑顔のままに手を掴んでビルの地下へとAを連れて行く。
重そうなドアをﾁｬﾝﾐﾝが開けるとAを気遣いながら店に入れた。
A「ここ？」
ＣＭ「はい。スタッフのみんなと会食…飲み会です。Aは僕の隣に居てくれたらいいから。」
A「え？だってスタッフって…私の事バレたら？大丈夫？」
ＣＭ「僕、Aが僕のだって言いふらしたいくらいです。
…知っているスタッフさんだけだから、まあ大丈夫。ね？」
ﾁｬﾝﾐﾝはにっこり笑いAを見つめた。
A「ウーン…良いのかな…」
首を傾げるAの肩を抱いて奥に向かうﾁｬﾝﾐﾝ。
Aが奥に目をやるとアジアテイストの垂れ下がった暖簾の隙間から走り寄る人が出てきた。
「ヒョーン！」
サラサラの長い髪にピンクのふっくらした頬とクリクリした目が可愛らしい。
Aをチラッと見てその人はﾁｬﾝﾐﾝに抱きついた。
驚き、固まるA。
隣でﾁｬﾝﾐﾝに抱きついているその人に見とれた。
ＣＭ「テミナ！久しぶり！」
ﾁｬﾝﾐﾝはその人をAを抱く腕と反対の腕で抱きしめた。
Aはﾁｬﾝﾐﾝの腕から離れて一人で奥に向かった。
暖簾をくぐろうとした時、ユノが暖簾の向こうから暖簾を上げてくれた。
YN「Aちゃーん。大丈夫だったぁ？」
そしてハグした。
ラッキーアイテム
革ベルト
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えみ(プロフ) - 私も！はじめましてですが、第一章から読みたいです URL教えて頂けますか？お願いしますm(_ _)m (2012年11月18日 19時) (携帯から) (
レス) id: a418e30b2e (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - hanaさん、いつもありがとうございます。我慢し過ぎたﾁｬﾝﾐﾝをお楽しみに！ (2012年5月6日 0時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - チャンミ〜ン！我慢しようと思えば我慢出来るんだねー!?(笑) 愛、感じる〜♪(萌)＼(^o^)／ (2012年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 0b483227ae (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ｈａｎａさん、ミノにももう少し絡んでもらおうと考えてます。楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうがざいます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ミキさん、理想のﾁｬﾝﾐﾝを楽しんでもらえるように頑張ります。ありがとうございます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年4月20日 15時
