湿った手と温かい手 ページ7
ﾁｬﾝﾐﾝの大きな手のひらがAの両方の頬を包む。
手のひらが湿って、冷たく感じる。
ＣＭ『謝れ。』
背丈を合わせ目線を合わせるﾁｬﾝﾐﾝ。
涙目のAが上目でﾁｬﾝﾐﾝを見つめる。
A『ごめんね・・・。
仕事だったんでしょ？忙しいのに・・・騒いでごめんね。』
大きく見開いた瞳のA。
ﾁｬﾝﾐﾝがAの頬に当てた手のひらを肩に下ろした。
ＣＭ『本当に危なっかしい人だ・・・
僕がどれだけ急いで来たと思う？
僕を心配させて、困らせて・・・・この罪は重いですよ。』
Aがﾁｬﾝﾐﾝの両手を肩から外して、小さなその両手で包んだ。
・・・汗？じっとりしている。
温かい両手で汗で冷えたﾁｬﾝﾐﾝの手を温めるように触れるA
そっとﾁｬﾝﾐﾝを見上げる。
A『ごめんね。驚かせて、またこんなに手がびっしょり・・・最初にﾁｬﾝﾐﾝの手に触れた時みたい。
・・・・ありがとう、こんな私の所に来てくれて。迷惑かけて・・・ごめんね。』
話をしながら目から涙が溢れて来るAはﾁｬﾝﾐﾝに見えないように俯いた。
大きな粒になってアスファルトに落ちる涙。
ポタンッ・・・
ＣＭ『もう泣くな。僕が守るから・・・A。
怖かったんだろ？ごめんな。』
ﾁｬﾝﾐﾝが俯いて泣くAを抱きしめる。
A『こ・・・怖かった・・よう。』
背中を摩り大事にAを抱えるﾁｬﾝﾐﾝだった。
・・・・。
通りの向こうにハザードをつけたタクシーが止まっている。
ＣＭ『はあ・・・ホッとしたら、お腹空きました。
ヒョンも心配していますから・・・食べに行こう？A？』
Aのカバンを持ってAの体を自分に引き寄せてタクシーへ歩きだした。
ＣＭ『あ・・化粧直しますよね？・・・ぷっ。』
タクシーのドアの前でﾁｬﾝﾐﾝがふざけたように笑う。
A『ヒドイ・・・笑う程？』
タクシーの窓ガラスにはヒドイ状況が映っていた。
A『直す・・・。』
ＣＭ『僕はどんなAでも可愛いんですがね・・・。
運転手さん、お待たせしてすいません。これから六本木交差点の・・・』
クスッと笑うとタクシーの助手席に座り、運転手と話を始めるﾁｬﾝﾐﾝ。
後部座席に座るAは化粧を直しながらユノの待つお店に向かう。
対向車のヘッドライトがAの塗りなおしたリップグロスを光らせている。
ラッキーアイテム
革ベルト
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えみ(プロフ) - 私も！はじめましてですが、第一章から読みたいです URL教えて頂けますか？お願いしますm(_ _)m (2012年11月18日 19時) (携帯から) (
レス) id: a418e30b2e (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - hanaさん、いつもありがとうございます。我慢し過ぎたﾁｬﾝﾐﾝをお楽しみに！ (2012年5月6日 0時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - チャンミ〜ン！我慢しようと思えば我慢出来るんだねー!?(笑) 愛、感じる〜♪(萌)＼(^o^)／ (2012年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 0b483227ae (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ｈａｎａさん、ミノにももう少し絡んでもらおうと考えてます。楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうがざいます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ミキさん、理想のﾁｬﾝﾐﾝを楽しんでもらえるように頑張ります。ありがとうございます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年4月20日 15時
