大きな手のひら ページ6
ＹＮ『Aちゃん大丈夫だった？チャミナは来た？居る？』
電話に出ると優しいユノの声が聞こえた。
A『大丈夫・・・ごめんなさい。心配させて・・。今代わりますね。』
ﾁｬﾝﾐﾝが韓国語を話す。
その間ずっと私の瞳を見つめて笑って安心させてくれる。
ﾁｬﾝﾐﾝの肩越しに大泉先生が青い顔をして立っていた。
ﾁｬﾝﾐﾝの腕がAの肩から腰に回るとグッと引き寄せた。
まだユノと携帯で話をしている。
きっとこの経緯を話しているに違いない。
ﾁｬﾝﾐﾝが携帯を私の耳元にくっつける。・・・？
ＹＮ『Aちゃんも一緒にご飯食べよう。チャミナと一緒においでね。
待ってるよ。じゃあね。』
A『え？・・あ。うん。』
ﾁｬﾝﾐﾝが携帯を自分の耳元に戻すと電話を切ってしまった。
ＣＭ『では、終わりにしてと・・・A？』
Aが大泉を見て立ち止まる。
意を決したようにAが口を開いた。
A『あの・・・それでも先生として尊敬してます。
私、他の誰でもなくて、芸能人だとか、外国人だとか・・・
なんかそういうのってどうでも良くてﾁｬﾝﾐﾝが好きです。
好きになれなくてごめんなさい。』
・・・A『ﾁｬﾝﾐﾝ。』
ﾁｬﾝﾐﾝの腕を掴んで微笑むA。
A『ありがとう。ごめんね。』
大泉が、ため息をつきながら玄関の鍵を閉めると携帯を出して電話した。
大泉『園長ですか？大泉です・・・急なんですが、
明日からちょっと休みを・・・えっと実家で。ええ・・・。』
電話を切るとため息をついた。
大泉『俺はズルイよな。シム君の言う通りだ・・・
自分のしたいようにAちゃんを理由をつけてこっちへと引っ張りたかっただけだ。
Aちゃんの気持ちを無視して、焦って・・・。
あんなに大切にしたかったのに、あんなに笑顔が好きだったのに。
一番ダメだって思ってた方法で、泣かせて・・・』
ﾁｬﾝﾐﾝは大泉を見つめる。
大泉は二人とは目を合わせずに笑うと拳を握る。
ＣＭ『安心して去ってください。Aは僕が幸せにします。』
ははは・・・っと笑う大泉が 『ん。頼んだ。』 と呟いた。
Aを見ると『Aせんせい、ごめん。』
ﾁｬﾝﾐﾝとAは大泉の背中を見送る。
Aは大泉の遠ざかる背中を見ながら呟いた。
『ごめんなさい。』
ＣＭ『僕にも謝って。』
ﾁｬﾝﾐﾝの大きな手がAの頭を包むように撫で、頭の先にキスをした。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えみ(プロフ) - 私も！はじめましてですが、第一章から読みたいです URL教えて頂けますか？お願いしますm(_ _)m (2012年11月18日 19時) (携帯から) (
レス) id: a418e30b2e (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - hanaさん、いつもありがとうございます。我慢し過ぎたﾁｬﾝﾐﾝをお楽しみに！ (2012年5月6日 0時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - チャンミ〜ン！我慢しようと思えば我慢出来るんだねー!?(笑) 愛、感じる〜♪(萌)＼(^o^)／ (2012年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 0b483227ae (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ｈａｎａさん、ミノにももう少し絡んでもらおうと考えてます。楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうがざいます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ミキさん、理想のﾁｬﾝﾐﾝを楽しんでもらえるように頑張ります。ありがとうございます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2012年4月20日 15時
