寂しげな部屋 ページ32
「僕の部屋でいいですよっ！」
ﾁｬﾝﾐﾝの大声でAが目を覚ます。
ﾁｬﾝﾐﾝに抱きかかえられ、いつか来たあの宿舎の玄関。
舌打ちするﾁｬﾝﾐﾝ。「チッ、仕方ない。起きちゃいましたか…。」
どうやらAを寝かせる部屋で揉めていたらしい。
ボケっとﾁｬﾝﾐﾝを見つめるA。
ユノとオンユがAの顔を覗いた。
YN「本当だ。起きちゃった、ごめんね。」
どアップの二人の顔でびっくりして目が覚めたAは慌ててﾁｬﾝﾐﾝの腕から飛び降りた。
ＣＭ「もう、寝てればいいのに！」とﾁｬﾝﾐﾝがAを見た。
YN「Aちゃん、ここの部屋使って。」
とユノに案内された部屋は本棚にぎっしりの本とセミダブルのベットに少し大きな電子ピアノが置かれたどこか寂しげな部屋だった。
YN「この前、久しぶりに入ってﾁｬﾝﾐﾝと掃除したんだ、自由に使って。」
A「ありがとうございます。」
YN「Aちゃん専用だからね。」
そっとドアを閉めるユノ、Aにはユノがこの部屋を見渡す時、少し寂しげに見えた。
もう一度部屋を見渡すA。
自分の荷物がベットの脇に置いてあった。
眠っている間にユノが運んでくれていたのだった。
鞄から寝間着を出す。
淡いピンクのパイル地のロングパーカーとハーフパンツのセット。
着替えるA。
長い髪をピンで上げると洗顔フォームとタオル、歯ブラシを出して部屋から出た。
部屋を出るとすぐ広いリビングで、その先には壁一面が窓、夜空が広がっている。
白い大きなソファーが部屋を取り囲むように配置され、大きなテレビがどこからでも見えるようになっていた。
ソファーに寝そべるオンユ。
A「オンユ君、お風呂場ってどこ？」
と声をかけた。
驚いたように跳ね起きてAを見るオンユが顔を赤らめる。
オンユ「あ、そのキッチンの先です。」
と言ってすぐ目を逸らした。
A「ありがとう。」
一言告げてお風呂場に向かう。
扉を開けると浴室に誰かがいるようだった。
A「すいません、洗面所借りますね！」と中の人にガラス扉越しに断りをいれた。
「はーい。」と返事が返ってきた。
Aが歯を磨いて顔を洗い出した。
ぷはーっ。…タオルタオル、あれっ？
雫が目に入って目を閉じたまま、さっき置いたはずのタオルを手探りで探した。
「はーい。」
Aの手にタオルが当たる。
A「あ、ありが…ぎゃー。」
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えみ(プロフ) - 私も！はじめましてですが、第一章から読みたいです URL教えて頂けますか？お願いしますm(_ _)m (2012年11月18日 19時) (携帯から) (
レス) id: a418e30b2e (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - hanaさん、いつもありがとうございます。我慢し過ぎたﾁｬﾝﾐﾝをお楽しみに！ (2012年5月6日 0時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - チャンミ〜ン！我慢しようと思えば我慢出来るんだねー!?(笑) 愛、感じる〜♪(萌)＼(^o^)／ (2012年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 0b483227ae (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ｈａｎａさん、ミノにももう少し絡んでもらおうと考えてます。楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうがざいます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ミキさん、理想のﾁｬﾝﾐﾝを楽しんでもらえるように頑張ります。ありがとうございます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2012年4月20日 15時
