はい拍手 ページ29
『痛っ。』
ﾁｬﾝﾐﾝの押し開けたドアの向こうに人がいた。
おでこを両手で覆うように俯いている人かげ。
ＣＭ『なんですかっ？』ムッとしてその人の方に視線を向ける。
『わあ！大丈夫ヌナ〜！！』
オンユが心配そうにそのおでこを見る。
ミンホ『ヒョン！も〜ヌナ痛いってよ？』
ﾁｬﾝﾐﾝが驚いて、おでこを抑えて俯くその人を下から覗きこむ。
…！！
痛みに顔を歪めて目を瞑るAだった。
Aに気付いた瞬間にﾁｬﾝﾐﾝは無意識にAを包んでいた。
おでこを覆う手もそのまま力強く、少し汗くさいﾁｬﾝﾐﾝの腕がきつくAを締め付ける。
モガモガとその狭い空間で顔を上げるA。
目の前にはﾁｬﾝﾐﾝの長い首筋。
見とれてしまうA。
スッと見下ろすﾁｬﾝﾐﾝの目がAの目と合う。
唇を近づけるﾁｬﾝﾐﾝ。
・・・・・。
ミンホが素早くオンユの目を手のひらで隠すと自分も目を瞑る。
テミンは部屋の中から顔をＤＳで隠して目だけ出してコッソリみている。
『コラッ。こんなとこでイチャつくな！！！』
茶色い封筒がﾁｬﾝﾐﾝとAの顔の間に入るとﾁｬﾝﾐﾝの顔をパンッと叩いた。
マネージャーのソウが腕を組んでﾁｬﾝﾐﾝを見ている。
ぱっとﾁｬﾝﾐﾝを突き飛ばして離れるA。
ＣＭ『A〜。』
ＭＧ『はい、中に入ってAさん。』
楽屋に入っていくA。
入って来たAに笑いかけるテミン。
ﾁｬﾝﾐﾝがムッとしながらソウを見る。
ＭＧ『ユノは？』
ＣＭ『まだです。もう来ると思いますけどね・・・』
ＭＧ『じゃ先に話すかね。』
楽屋のパイプ椅子に腰をかけるソウの前にﾁｬﾝﾐﾝを座らせる。
Aも反対側の椅子に座る。
Aの横に椅子を置いてテミンが座る。
ミンホは壁にもたれて立つ。その横に立つオンユ。
ソウはそれぞれを一周見渡すと息を呑んだ。
ＭＧ『Aさんをスタッフにしたい人。はい拍手！！！』
深夜一時の楽屋での出来事。
にっこりと笑って拍手するテミンとミンホ、
少し遅れてオンユが手を叩いた。
ＣＭ『え？』
ＭＧ『Aさん、あの世界的なヘアアーティストのＳＡＫＵＲＡＫＯの孫なんだって。』
Aを驚いて見るﾁｬﾝﾐﾝ。
ＣＭ『え？』
A『祖母は元は美容師なの、今は手広く事業やってるけど。』
ＣＭ『え〜！！！！！』
・・・・ビクン！！！
ドアノブを握るユノが、ﾁｬﾝﾐﾝの声にビクついていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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えみ(プロフ) - 私も！はじめましてですが、第一章から読みたいです URL教えて頂けますか？お願いしますm(_ _)m (2012年11月18日 19時) (携帯から) (
レス) id: a418e30b2e (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - hanaさん、いつもありがとうございます。我慢し過ぎたﾁｬﾝﾐﾝをお楽しみに！ (2012年5月6日 0時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - チャンミ〜ン！我慢しようと思えば我慢出来るんだねー!?(笑) 愛、感じる〜♪(萌)＼(^o^)／ (2012年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 0b483227ae (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ｈａｎａさん、ミノにももう少し絡んでもらおうと考えてます。楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうがざいます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ミキさん、理想のﾁｬﾝﾐﾝを楽しんでもらえるように頑張ります。ありがとうございます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年4月20日 15時
