婚期 ページ28
楽屋の隣、衣装部屋では急ぎ着替えるﾁｬﾝﾐﾝの姿がある。
楽屋から聞こえるテミンの楽しそうな声にいちいち、ムッとするﾁｬﾝﾐﾝ。
テミン『え？ やっだー。ぼっくそんな事いえな〜い。え〜え〜。』
しかも少し前からその会話がなんだか、オカシイ位に気になるフレーズばかり。
気にはなるが最後までやらなくては気が済まない性質の自分に嫌気が差すﾁｬﾝﾐﾝだった。
やっとの思いで私服の細身のスキニージーンズに足を捻りいれるとスタッフに声を掛けられる。
スタッフ『ﾁｬﾝﾐﾝ君、アクセなんだけど。』
ＣＭ『いらないです、必要ならお任せします。』
スタッフ『じゃ、ユノ君と色違いのお揃いでいいか。』
ＣＭ『やー、気持ち悪いですね。やめましょ。』
ユノが悲しそうな顔でﾁｬﾝﾐﾝを見た。
ﾁｬﾝﾐﾝもユノと目が合う。
ＹＮ『いいじゃないのよっ。』
ＣＭ『そういうのがヒョンの婚期を遠ざけてるんですよっ。お馬鹿っ。』
ＹＮ『お馬鹿って・・・僕、ヒョンだよ。婚期って・・・ほっといてよぅ。』
シュンとするユノが背中を丸めて落ち込んでいる。
ﾁｬﾝﾐﾝ痛恨の無視。・・・・
着替え終えたﾁｬﾝﾐﾝは衣装部屋のドアを勢い良く開けると、今度は隣の楽屋を開けた。
ＣＭ『テミナ！！！！携帯！！』
キッと睨んでテミンを見る。
笑顔で携帯を渡すテミン。
ＣＭ『もしもし？・・・・！！！切れてるよ。』
テミン『だってヌナがお風呂入るからっまたねって・・・。』
ＣＭ『じゃ、何、さっきまでの会話？』
テミン『ドラマの練習〜♪』
時計を見ると時間は深夜１２時を回っていた。
テミン『ヌナ、寝てるね・・・。』
ピンク色のＤＳを持ってゲームを始めるテミン。
ＣＭ『わかってるよ。ああ！もうっ！』
携帯を見ながら奥の三人掛けのソファに足を投げ出してドンっと座るﾁｬﾝﾐﾝ。
しばらくの沈黙。
ＣＭ『ミノは？オニュは？』
聞こえてないのかテミンはﾁｬﾝﾐﾝを見ない。
その時、楽屋のドアがノックされる。
トントン。
トントントン
トントントントントン
テミンが行くと思っているﾁｬﾝﾐﾝがノックを無視する。
テミンも動かない。
トントントントントントントントン。
二人とも出ない。
ノックがだんだん可笑しな事になってくる。
トトトトトトトトトトトトトトトントントントン。
イラッとしたﾁｬﾝﾐﾝがドアを思いっきり押し開ける。
ゴンっ。
『痛っ。』
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えみ(プロフ) - 私も！はじめましてですが、第一章から読みたいです URL教えて頂けますか？お願いしますm(_ _)m (2012年11月18日 19時) (携帯から) (
レス) id: a418e30b2e (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - hanaさん、いつもありがとうございます。我慢し過ぎたﾁｬﾝﾐﾝをお楽しみに！ (2012年5月6日 0時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - チャンミ〜ン！我慢しようと思えば我慢出来るんだねー!?(笑) 愛、感じる〜♪(萌)＼(^o^)／ (2012年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 0b483227ae (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ｈａｎａさん、ミノにももう少し絡んでもらおうと考えてます。楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうがざいます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ミキさん、理想のﾁｬﾝﾐﾝを楽しんでもらえるように頑張ります。ありがとうございます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2012年4月20日 15時
