我慢しすぎた ページ19
Aのマンション脇の道で二人の乗るタクシーがヘッドライトを落とした。
A『私が払うからっ。痛っ。』
ﾁｬﾝﾐﾝがAをタクシーの外に追い出す。
そそくさと支払い、ドアから足をヌッと出すﾁｬﾝﾐﾝが財布をお尻のポケットに捻りこませてAを睨んだ。
ＣＭ『彼氏が払う、当たり前！』
その様子を運転手が笑いながら、二人に会釈するとドアを閉めて走り去った。
A『笑われたね・・・。』
ﾁｬﾝﾐﾝと目を合わせると背の高いﾁｬﾝﾐﾝは見下ろすようにAを見つめて笑った。
ＣＭ『Aと居るとこういう事がうれしい。・・・早く行こ！A！！！』
足早にAの後ろから肩を持ってマンションへ押し歩くﾁｬﾝﾐﾝ。
時刻はもう１１時をまわる。
マンションの中はシーンとしている。
Aの部屋のフロアにエレベーターが着くとAが後ろのﾁｬﾝﾐﾝを見た。
A『ねえ？帰らないと・・・寄っていく必要ある？』
ﾁｬﾝﾐﾝは組んでいた腕を偉そうに腰に当てる。
ＣＭ『必要ない事はしない主義です。早く行こう。』
そう言うと前に立っているAを体でドンと押した。
A『わかったよ・・・。』
カバンから鍵をだして自分の部屋の方を見る。
部屋のドアの前で鍵を開けるA。
A『今、お茶入れ・・・』
玄関で靴を脱ぐAを後ろから覆うように抱きしめるﾁｬﾝﾐﾝ。
A『ちょ・・ﾁｬﾝﾐﾝ？』
ＣＭ『我慢しすぎた。』
Aの項に潜り込むように唇を這わすﾁｬﾝﾐﾝ。
開いていたドアがガチャリと勝手に閉まった。
荒い息がAの耳元に掛かる。
A『早く帰らないと・・』
♪〜携帯〜♪
ﾁｬﾝﾐﾝの携帯が鳴る。
無視するﾁｬﾝﾐﾝ。
♪〜携帯〜♪
今度はAの携帯が鳴る。
Aはﾁｬﾝﾐﾝの絡む腕を外し携帯を取り出す。
着信はユノ。
Aは電話に出る。
ＣＭ『出なくていいよ〜』
眉をひそませﾁｬﾝﾐﾝは惜しむような顔でAを見つめる。
ＹＮ『あ、A？ﾁｬﾝﾐﾝ居る？』
A『はい。代わりますね。』
ＹＮ『いい。僕出ると機嫌悪くなるから〜。
もうマネージャーがタクシーで迎えに出たから、
早く帰るように言って？』
A『もう聞こえてるみたい、でも言っておきます。』
落ち込むﾁｬﾝﾐﾝを見て笑うA。
『じゃーね。』と明るい声でユノの電話が切れた。
ＣＭ『も〜・・』
ﾁｬﾝﾐﾝが悔しそうに呟いた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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えみ(プロフ) - 私も！はじめましてですが、第一章から読みたいです URL教えて頂けますか？お願いしますm(_ _)m (2012年11月18日 19時) (携帯から) (
レス) id: a418e30b2e (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - hanaさん、いつもありがとうございます。我慢し過ぎたﾁｬﾝﾐﾝをお楽しみに！ (2012年5月6日 0時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - チャンミ〜ン！我慢しようと思えば我慢出来るんだねー!?(笑) 愛、感じる〜♪(萌)＼(^o^)／ (2012年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 0b483227ae (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ｈａｎａさん、ミノにももう少し絡んでもらおうと考えてます。楽しんで頂ければ幸いです。ありがとうがざいます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
satmax(プロフ) - ミキさん、理想のﾁｬﾝﾐﾝを楽しんでもらえるように頑張ります。ありがとうございます。 (2012年5月2日 16時) (レス) id: 022b7c811f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年4月20日 15時
