２５糸 ページ27
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「雄英合格おめでとう、A」
「…なんで弔さんが祝ってるの」
家に帰れば、パンパンッと部屋に響く破裂音。
机の上にあるのはご馳走。
目の前にいるのはクラッカーを手にし、にんまりと笑っている弔さんと自分でも何故ここにいるかわかってないような黒霧さん。
多分黒霧さんがご馳走用意してくれたんだろうね。
緑谷家で合格祝いをしてから一週間くらい経ったかな？
今日は出久くんと遊園地で遊んできたのだ。
普通に楽しかったよ。
まあ、それで今日はゆっくり休もうとしてたのに…………何故いるの、弔さん
「まあまあ、とりあえずお祝いだろ？
Aが雄英に合格してくれてよかったよ」
「……情報提供には協力しませんよ。」
カバンを床に置きながら言うと彼は、首を横に振った。
「別にそこら辺は期待してないからいいんだよ
黒霧、お前はもう帰っていいぞ」
「え、それは可哀想じゃない？」
「Aは気にすんな
黒霧、帰れ」
「……あまりハメを外しすぎないようにしてくださいね」
黒霧さんはそれだけ言い、スッと消えていった。
「邪魔なやつはいなくなったことだし、Aの合格祝いするぞ…」
「だからなんでそんな嬉しそうなんですか、弔さん……」
なんだかわくわくしてる弔さんと呆れかえる私の絵面はなんなんだ。
そこからはまあ、ね？
弔さんと私2人だけの静かな合格祝いパーティーが行われた。
弔さんはお酒飲み始めたし、酔っ払うといつもの3倍くらい甘えてくるし。
いや可愛いとか思ってないから？
そんなの思うはずないから。
しばらく私に甘えていた、弔さんはついに眠ってしまった。
雄英に行ったら、今まで以上に弔さんに会えないんだよね……
なんか、寂しいなぁ
膝の上にある弔さんの頭を撫でながら、ふとそう思った。
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七色 - 続きがとても気になります。更新、楽しみにしてます。頑張ってください。 (2017年7月26日 22時) (
レス) id: f6813bae62 (このIDを非表示/違反報告)
シズ - すごく面白いです！死柄木さんとの絡みがすごく( ・∀・) ＜いいですね！！これからもガンバです!!!! (2017年6月26日 22時) (レス) id: ae7acc3881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2015年5月26日 19時
