１４糸 ページ16
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「はぁ……
明日は入試だよ水樹くん」
「うん、そうだね姉さん
ところでなんで
「それはほら……水樹くんが心配なの。」
時が経つのも早く、いつの間にやら雄英の入試日が近付いている。
というか、明日である。
まぁ、そんなこと関係なく今日も今日とても病院に来てますよ。
明日が受験だとかそんなの関係ない。
水樹くんの容態がもし急変したら困るしね。
「ところで水樹くん」
「なに？」
「勉強のほうはどう？」
「普通かな……？
たまに冬美さんが来て教えてくれるし、冬美さんがいないときは看護師さんに教わってるよ！」
「そっか、ならいいんだ
あ、わからないことがあれば私に聞いてね？
最近はあまり来れなかったけど……」
看護師さんの一人に
入試があるから来ない方がいいんじゃない？
というか、受験が終わるまでは週２回までね
とニッコリと笑いながら言われたのである。２ヶ月前に。
なのでここ２ヶ月間週２回しか水樹くんに会ってなかった。
もうその間、水樹くんの容態が急変しないかドキマギしていた。
心配しすぎて死にそうだった。
ん？
なぜ、そんなに水樹くんの容態を気にするかって？
……水樹くんはある人に最悪な“個性”をかけられたんだ。
もちろんその最悪な“個性”をかけられるまでは水樹くんは普通の男の子だった。
友だちはそれなりにいたし、勉強も平均的な点数をとっていて、他の子と同じようにヒーローに憧れている普通の子だった。
でも、5年前のあの日。
お母さんが死んだその日に……
水樹くんも運悪くヴィランに襲われた。
すぐに私は水樹くんを助けた。
でも……
助けたときには既に“個性”をかけられた後だった。
その時は何も無かった。
ヒーローに連れていかれるヴィランが言った『１週間後、楽しみにしていろ』という言葉が気になった程度だった。
ただ、そのヴィランが言った通り……
１週間経つと“個性”の影響が出始めた。
最初は高熱だった。
それでも数日経てば治った。
治ってからまた１週間程度経った頃に……
水樹くんは倒れた。
今度は脳梗塞だった。
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七色 - 続きがとても気になります。更新、楽しみにしてます。頑張ってください。 (2017年7月26日 22時) (
レス) id: f6813bae62 (このIDを非表示/違反報告)
シズ - すごく面白いです！死柄木さんとの絡みがすごく( ・∀・) ＜いいですね！！これからもガンバです!!!! (2017年6月26日 22時) (レス) id: ae7acc3881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2015年5月26日 19時
