Part51 ページ5
キヨside
「…ねみぃ。」
目を覚ますと、時計は19時20分を指していた。
あー実況19時からだっけ。
寝坊したなーと軽い気持ちでパソコンに向かう。
10年近くもやっていると寝起き状態から実況モードにテンションを持ってくのにそうそう時間はかからない。
トップ4の実況は最初に雑談が入るし尚更切り替えやすい。
そう言えば今日はAちゃんも実況する日だったな。
少し高まる気持ちを抑えながら、通話ソフトとゲームを立ちあげる。
うっしーがグループ通話を開いていたため
その部屋に入る。
「でさ！Aちゃんはキヨくんのことどう思う？」
…は？
入ってすぐ聞こえてきたのはレトさんの言葉。
なんの話しをしていたのか知らないがどういう流れでそういう話になるんだよ。
俺は言葉を発するタイミングを失ってしまった。
『キヨさんですか…？凄く良い人だと思いますよ。』
…まあそうなるわな。
それ以上もそれ以下も言えないだろ。
Aちゃんに気遣わすなよレトさん…。
『最初ゲーム屋さんで会った時は、ヤンキーかな怖いなって思ってたんですけど、見かけによらない礼儀正しさ持ってたり、洗い物手伝おうかって言ってくれたり、アンパンマンのスタンプ使ってたり、元気づけようとしてくれたり…。なんか思ってた人と違ってすごくビックリしました。私あんまり知らない人と関わるの苦手なんですけど、キヨさんはそんなことなくて、好きですよ。』
えへへ、と照れ臭そうに笑いながらそう話すAちゃんの声を聞いた俺は
顔が熱くなるのを感じずにはいられなかった。
それが俺の思っている「好き」とは違っても。
しばらく俺以外の4人の談笑が続いたが
俺は声をかけるタイミングを失い
4人も俺が入っていたことに気づいてないようだった。
『キヨさん遅いね？』
「いつもだから。」
牛沢兄妹がそう口にしたのを皮切りに俺は言葉を発する。
「いるから。いるから。」
「うお、キヨ？！いつからいた？」
『びっくりしたぁ…！』
「…いま入ったとこ。寝てました。」
さすがに会話を黙って聞いていたとは言えなくて嘘をついてしまった。
「遅刻魔〜遅いよ。」
何食わぬ様子でレトさんが言う。
俺の話してたこと知ってんだからな。
「まあ揃ったことだし早めに始めよう。キヨが起きてからでいいし。」
ガッチさんの言葉で皆が納得する。
俺は「起きてます起きてます。」と反抗したが
起きてない、と口を揃えて否定された。
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レイル(プロフ) - ヴォルツさん» ああ！ありがとうございます(;_;)拙い妄想ですが今後も読みやすい文章書けるように精進します！ (2021年7月12日 22時) (
レス) id: e255db2dfa (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルツ(プロフ) - レイルさん» Part59の4人が助けに来る所です！レイルさんの書く文章は想像しやすくてとても面白いです！ (2021年7月12日 3時) (レス) id: 4978563734 (このIDを非表示/違反報告)
レイル(プロフ) - ヴォルツさん» コメントありがとうございます！この回…どの回でしょう…！でも楽しんでいただけて嬉しいです(;_;) (2021年7月4日 17時) (レス) id: e255db2dfa (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルツ(プロフ) - この回めっちゃ格好ええ (2021年6月21日 22時) (レス) id: 4978563734 (このIDを非表示/違反報告)
レイル(プロフ) - nekorinn0920tyaさん» 嬉しいコメント本当にありがとうございます。待っていただなんて…！(T_T)そのお言葉でまた執筆意欲が湧きます...ありがとうございます！ (2020年9月21日 18時) (レス) id: 14406d6075 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年9月13日 16時
