Part33 ページ34
元々私は出かける時や人に会う時は
それなりに化粧や髪型を気にするほうだ。
しかし今回は兄が無理やり急に連れてきたこともありほぼすっぴんで髪もそのままだった。
『(今思うと初対面の男性たちにすっぴんを見せるなんてやばいよなあ…)』
まあキヨさんとゲーム屋であった時もそうだったか。と気を取り直し朝食を作り始める。
私が朝食を作っている間にみんな順にシャワーへ入るようだ。
いまはガッチさんがシャワーに入っている。
私は食べたあとにでもお借りしようか。
｢キヨくんの分は多分いらんと思うで。昼まで起きてこんやろうし｣
｢いや夜だろ｣
｢夜まで居座られんの嫌やわ｣
レトルトさんと兄の会話を聞き
キヨさんはかなり生活リズムが狂っているんだなと認識した。
｢キヨくんちに住んであげて欲しいくらいやわ｣
｢それはお兄様が断固反対｣
二人の会話を苦笑いで聞きながら私は朝食を作り始める。
簡単でいいだろうと思い
粉末のカップスープにトーストとスクランブルエッグ。ベーコンを焼いてサラダをつけた。
市販の大きいサイズのヨーグルトを4人分にわけ盛り付ける。
全員の朝食の準備ができる頃にはガッチさんと兄がシャワーを浴び終えていた。
｢俺は最後でいい。｣とレトルトさんが言うので
食べたあとは私が浴びさせてもらうことになった。
幸い兄の家に泊まるため着替えは沢山持ってきてある。
朝食を並べ食べていると
ふと床で寝転がっているキヨさんに目が行く。
『…子どもみたい…』
つい、本当につい素直に感想が口から出てしまい
周りから笑われる。はずかしい。
｢ほんとにこんだけ話してても起きる気配すらないからすごいよね。｣
ガッチさんが感心そうに言う。
確かに、物音がしてもあまり気にならないタイプなのか…。起こす人からしたら大変そうだなと思う。
｢やっぱAちゃんの料理うまいわ〜！毎日うちきて作ってくれん？｣
｢レトルト締め出し決定。｣
｢いやここ俺んちなんやけど？｣
レトルトさんは本当に口が上手いと思ってしまう。
こんなほぼ市販の朝食でも喜んで食べてくれるのは嬉しいが。
口説き…とまでは行かないだろうが
このような言葉は何度もかけられることがある。
バイト先の人達と宅飲みをした時
部活の人たちとライブの打ち上げをした時
私にとってはどれも
｢口が上手い人の言葉｣でしかなかった。
もう乗せられて傷つくのは嫌だ。
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します！ (2019年8月17日 12時) (
レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます！お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします！ (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです！ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます！！更新待ってます！頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年2月25日 22時
