Part25 ページ26
ーーそれから二年後
大学に入学し、軽音部に入部した私は
大学2年に進級する直前に軽音部の先輩から告白を受けた。
名前は雅人さん。
私も雅人さんもボーカルを担当していたため、
2人でボーカルの練習をし合っていた。
それから仲良くなり、告白を受けたという訳だ。
しかし初めての恋愛があれだっただけに
私の恋愛への自信は喪失していた。
正直怖かった。
しかし彼は普段からとても優しそうな雰囲気を持っていて
誰にでも分け隔てなく優しかった。
そして、過去にいた彼女とはとても仲が良さそうで
とても一途そうな人だった。
なぜ別れたのかはわからなかったが。
わたしにとってもう｢すき｣という感情がわからなかった。
ただ彼とならば
幸せな毎日が待っている。そんな気がした。
私達は付き合った。
確かに毎日が楽しかった。
兄が結婚して家を出ていったため
私の家にはいつも私しかいなかった。
そのため私は彼の実家にほとんどお世話になっていた。
彼のご両親も暖かく迎えてくれ、私の両親も感謝していて
いわば家族ぐるみの仲であった。
一緒にいる時間が増え、彼の周りの友達にも可愛がってもらい
本当に楽しかった。
ただ1つ気になってしょうがない存在がいた。
彼の元カノである。
元カノは新しく彼氏ができているにも関わらず
なぜか私の彼への執着がすごく
私への嫌がらせをしたり、彼に必要に触れたり
SNSへ匂わせのような投稿をしたりしていた。
他にも、彼の家に当たり前のように居座り
私は家族と仲がいいのよとでも言いたそうに私の前で笑っていた。
いま思えば考えすぎだったのかもしれない。
それでも私にとっては苦しくてしょうがなかった。
しかし彼に伝えても
元カノは私たちとおなじ軽音部
私の先輩であり、彼のチームメイトだった。
下手に亀裂を入れられない。と言われ
私は耐えるしかなかった。
そんな日が続いたある日
付き合って半年が過ぎた頃。
その日は彼の用事があると言って
私は自分の家で一人でいた。
久しぶりの一人の夜。
いてもたってもいられなかった私は
散歩でもしようと車を走らせた。
彼と付き合い始めた時にきたことのある
夜景の見える丘だった。
｢懐かしいなあ。昼はピクニックしたんだっけ…。｣
こんなところなかなか人が来ないのだがその日はカップルと思われる男女2人組がいた。
｢ーーえ…。｣
そこにいたのは
頬を触り合う彼と、元カノだった。
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します！ (2019年8月17日 12時) (
レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます！お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします！ (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです！ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます！！更新待ってます！頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年2月25日 22時
