Part23 ページ24
ーー「突然電話なんてどうしたんですか？」
告白の返事を受けようと私は彼に電話をかけた。
『あのね…この前の告白。返事したくて。』
「えっ…で、でも引退までって…」
『中途半端な関係のせいか逆に集中できなくてさ。周りにもケジメつけるよう言われちゃって…』
少し焦りを見せる彼に苦笑いで答える私。
恐らく予想だにしてなくて心の準備が出来てなかったんだろう。
でも私の心は決まっていた。
『星矢くん。告白してくれてありがとう。是非、私でよければ付き合ってください。』
「…ほ、ほんとに…？」
『ほんとに。』
戸惑う彼さえ
も愛おしく思った。
私にとって初めての恋。
初めての彼氏だった。
こうして私と星矢くんは付き合うことになった。
だけどそれは
つかの間の
本当に一瞬の幸せだった。
彼と付き合うことになり、しばらく電話を続けた。
幸せな気分に浸りながら電話を切り
私は兄にこのことを真っ先に報告した。
「結局彼氏になったわけね。なんとまあ幸せそうな顔すんだな。」
『だって私初めての彼氏だよ！恋愛すらまともにしたことないのに！』
それから私は兄に星矢くんのことを話していた。
兄もめんどくせぇ、惚気くたばれといいつつ聞いてくれた。
そのとき
突然電話がかかってきた。
着信相手はーーー星矢くん。
『えっ！星矢くんから電話！ちょっとまってて！』
「はよいけ色ボケ娘」
兄の茶化しを他所に私はその場で電話に出る。
「…Aさん…」
『星矢くん、どしたの？』
“声が聞きたくなって ”
とか言われようものなら兄に自慢してやろうと思って次の言葉を待つ。
「俺さ…」
ーー「彼女いるんだ」
『……………………は？』
ーー彼の話はこうだった。
彼には実は気になる存在がいて
その子はとてもモテる、更に魔性の女の子であった。
星矢くんはその子に告白するも、他にも何人もから告白を受けており
その女の子はその男の子達全員をキープしていたそうだ。
それに気づいた星矢くんは、彼女を諦めることを決意し
そんな中私に好意を抱いたという。
私に告白した次の日
星矢くんは女の子に「俺もうお前のこと諦めたから」と告げたらしい。
するとその子は「待って、私あなたが好き」と告げ
2人は付き合ってしまった。
自分から告白した手前断れなかった。
でも俺はAさんが好きだから待っていて欲しい。
ということだった。
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します！ (2019年8月17日 12時) (
レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます！お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします！ (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです！ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます！！更新待ってます！頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年2月25日 22時
