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Part20 ページ21

私はキヨさんに本当に失礼な態度をとってしまったことを気にしていた。



キヨさんに掴まれた肩の感覚…
キヨさんは何も悪くないのに
私の中のトラウマと重ねてしまった。



だけどキヨさんは変わらず笑顔で
私をゲームに誘ってくれた。



本当はもう早く兄を起こして帰りたいところだったが
キヨさんとゲームをしてみるのもいいかもしれないと思い、承諾した。



「俺が1位じゃあー!!!!!!!!」



カートレースゲームをしながら
人様の家で夜中であっても叫ぶキヨさんをみると、さすがだなあという感情を持たざるを得ない。



だけどキヨさんは動画を撮ってない時はそんなテンションじゃないし叫ばないしなんなら暗い方だというのは
先日、お兄ちゃんから聞いた話。



ということは
無理をしているのだろうか。



楽しませようとしてくれているのだろうか。



わたしはキヨさんの優しさを感じ取ってしまった気がした。



正直男の人は苦手だ。
男の人というよりは、恋愛が苦手と言った方が正しいだろうか。



過去の恋愛がことごとく上手くいかず
すっかり恋愛する気がなくなってしまった。
それに合わせて男性との関わりも必然的に避けるようになっていた。



だけど今の私は
男の人であるキヨさんと、2人でゲームをしている。



そんな状態の中にも関わらず
自分が少しずつ緊張が解けているのがわかった。



それはキヨさんだからなのか
いま自覚した眠気のせいなのか…。



数レース終えた頃には私の眠気がピークに達しており
私は思考回路がままならなくなっていた。



回らない頭でなんとか考えたのは
初対面の男性の家で寝る訳にはいかない
せめて床で寝ようということ。



キヨさんがベッドを使うように促す声が聞こえる。



しかしさすがに私にも抵抗があった。
ソファではガッチさんが寝ているし
お兄ちゃんとレトルトさんはカーペットで並んで横になっていた。



私は3人から少し離れた隅の方で横になった。



そこからはもう眠気が限界だった。



恐らくキヨさんがベッドで広々寝るだろう。
それが似合うしそれが私にとっても都合がいいと思った。



男性しかいない空間なのに
なんか楽しかったなあ。



そういう感情を抱いたまま
私は眠りに落ちた。

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設定タグ:キヨ , 実況者 , 牛沢   
作品ジャンル:恋愛
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます!なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します! (2019年8月17日 12時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています!更新頑張ってください、応援してます! (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます!お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします! (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです!ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます!!更新待ってます!頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね!ご指摘ありがとうございます!訂正しておきます!これからもこの小説をよろしくお願いします! (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイル | 作成日時:2019年2月25日 22時

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