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JS「A、」
目の前のワインとにらめっこしているわたしにしびれを切らしたのか、ジスオッパの方に体を向かせられた。
「なに……っ、!」
それだけじゃない。
目の前にはジスオッパの顔があって。
口の中には独特な葡萄の香りが広がって。
JS「わあ、飲めたじゃん。」
「…いっ、いま、なにして
JS「ん?Aにワイン飲ませた。」
どうしてこんなになんもなかったような顔ができるのか。
クプスオッパがハニオッパとべたべたに絡んでたからよかったものの、他のメンバーが来たらどうするつもり…?
JS「そんな怖い顔しないでよ〜
A飲めたんだよ、ワイン。」
「たしかにそうだけど…」
わたしだけドキドキして、こんなに気にしてバカみたいじゃん。
JS「あれ顔赤い?
まだAには強すぎたかな、」
酔っ払ったジスオッパはいつもに増して意地悪になる。
いまだって絶対わかってたのに。
JS「はは、Aまた赤くなった。
ほんとかわいいなあ…」
そう言って、しっとりとした手つきでわたしの頬をなでて。
JS「A、お返ししてよ。」
「お返しって…?」
JS「え?
Aも俺に口移しして。」
熱っぽい声で囁かれて。
「い、一回だけだからね…」
ジスオッパのペースに乗せられてしまう。
「…ん、っ……はぁ」
JS「はぁ…、
なに、お酒だけじゃなくてこんなのも覚えちゃったの?」
「もう、誰のせいだと思ってんの…!」
JS「ふふ、ごちそうさまでした。」
お酒だけじゃなくてジスオッパにも酔わされる夜。
も、悪くないかもしれない。
Tasting U fin.
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匿名 - 実在の人物をお取り扱いされてるようなのでオリジナルタグ外した方が良いかと思います。 (2018年9月19日 1時) (レス) id: 682d16d196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sara | 作成日時:2018年9月16日 0時