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渡されたシャツから、おぶられた背中から懐かしい匂いがしてさらに安心して。





SY「ごめんな、もっと早く来てやれればよかったのに、」





スンヨンが掛けてくれる言葉一つ一つが優しくて。





「…うっ、」



SY「怖かったよな、」



「…ごめん、なさい」





涙が止まらなかった。





SY「なに謝ってんだよ〜

電話出てくれてほんとよかったし、今こうして話せて安心したよ。

ありがとな?」



「スンヨンこそ、助けてくれてありがとう…

ほんとにありがとう…」



SY「はいよ、その言葉待ってた!」




長いことおぶってもらって面倒も見てもらった上に申し訳ないがホテルの前に停められた大型のバイクに乗せてもらう。





SY「女の子と2ケツ初だわ」



「え、なんかごめん…」



SY「ううん、Aでよかったわ」



「えっ、?」



SY「Aのこと乗せたいってずっと思ってた、

さすがにこんなシチュエーションで初乗りさせるつもりはなかったけど(笑)」





いつもの笑顔なのに取り巻く雰囲気が甘くてなんか変な感じ。





「それほかの女の子にも言ってるでしょ、(笑)」



SY「は?ほんとお前デリカシーないな(笑)」



「だってスンヨン言葉うまいし、」



SY「まあそう思われてもしょうがねえな、

気づかれたら困るからわざとそうしてたし」



「…どういうこと?」



SY「うーん、俺らなんで進路同じなんだろうね?」



「え、急になに?わかんないよ?」



SY「Aがしてたのと同じ、追っかけ。」





まったく気が付かなかったから驚きで何も言えなくなる。





SY「落ち着いたらでいいからさ、

これからは俺のことも見てほしい。」





照れ隠しなのか、わたしの返事を待たずにエンジンをかけ始めたスンヨン。







わたしの新しい恋にもエンジンがかかり始めていた。






Fin.

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匿名 - 実在の人物をお取り扱いされてるようなのでオリジナルタグ外した方が良いかと思います。 (2018年9月19日 1時) (レス) id: 682d16d196 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sara | 作成日時:2018年9月16日 0時

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