わたしの思いつき (ページ17)

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愛しい君へ SW ページ17

X1のハンスンウくんと付き合っている、大学3年生の女の子のお話。

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「スンウ、」

SW「んふ～」

「ねえ、聞いてる？」

SW「はあ～」

「ちょっと、スンウってば、」

SW「ん～？」

「ん～？じゃなくて、暑い。」

SW「そうだね～、もう夏だしね～」

「そういうことじゃなくて！」

SW「なに～？」

「頭すりすりするのやめて？」

SW「なんで～？」

「…はあ、」

一度スイッチがはいるとすぐこうなって小一時間は離してもらえない。

わたしの彼氏。4歳年上。

バイト先で出会って何度かバイト飲みを繰り返すうちに付き合うようになった。

年の差からわかるだろうが、相手は社会人でわたしは大学生。

どう考えても甘えるのはわたしの立場なのに『家族の中じゃ俺が一番年下だから』って言い訳してこれでもかってぐらいに甘えてくる。

ただ憎めないのは、普段とのギャップにやられているからだ。

身長はまずわたしより30cm高いし、趣味でジムに通っているからその体つきは文句なしにいい。

その上、とんでもなく優しいから彼の胸を濡らした夜は数知れない。

とはいえ、今は大学帰りで疲れてるしお風呂も入れていないからスンウの勝手にさせるわけにはいかない。

「…スンウ、そろそろお風呂入りたい」

SW「ん？一緒に入る？」

「な、なに言ってんの…？！」

SW「そういえば一緒に入ったことないから、」

「そうだけど…」

SW「ね、入ろ入ろ～」

俺さき入ってるね～なんて呑気に鼻歌歌いながら服脱いでた。

きのういろいろ処理しておいてよかった…

ってそんなこと言ってる場合じゃない。

タオルあるし、って思ってたけど家のお風呂にタオル持ち込むなんてありえない。

ましてやここスンウの家だし。

「…最悪だ、」

お風呂のドアをあけられずに立ち尽くすこと5分。

SW「A？もうシャワー終わっちゃったよ？」

「あ、うん、」

SW「はやくおいで～」

今世紀最大の勇気を振り絞ってドアに手をかける、

「…おまたせ」

SW「ほんとだよ～」

意外にもいつものニコニコスンウで安心したというか、見当違い。

なんかもっと驚かれるかと思った。

SW「頭洗ってあげる」

「ありがとう、笑」

こういうところで男を出されるとたじろぐ。