Good to me WN ページ11
ウォヌくんと付き合っている女の子のおはなし。
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わたしたちはつくづく相性がいいと思う。
付き合い始めてもう1年が経とうとしているけど、大した喧嘩もしてないし無意識のうちに互いの自由を侵すようなこともしていない。
ウォヌの性格は感情的よりも理性的で、唐突ではなく十分に考えてから行動するいわゆるクール。
それに対してわたしは感情の起伏が激しくて、思いつきで行動することの方が多いから、お互いに自分に無いものを持つところに惹かれあったんだと思う。
でも付き合い始めてから、ふとしたときに寂しさを感じてしまうところがあってそのタイミングが似ているということが分かった。
だからわたしが甘えたくなって近くに寄ると何も言わずに肩を貸してくれるし、辛いことがあって家に帰るとその日は彼なりの愛情を最大限に注いでくれる。
わたしはこの関係性が好きで、とても居心地がいい。
でも時が経つにつれ、常にウォヌが見せる『余裕』をあまりよく思えなくなっていた。
わたしのどうしようもない負けず嫌いだ。
ウォヌの余裕がなくなって焦る姿を少しだけ見てみたいという好奇心もある。
だからある日、ウォヌに仕掛けてみた。
WN「ただいま、」
「おかえり、バイトどうだった?」
WN「激混み。レジ列全然減らなくて焦ったわ。」
大学のあとに近くのスーパーでレジのバイトをしている。
いつもなら眠かっただのマイペースなことをいうウォヌだけど、今日は大型セールが開催されていて大変だったらしい。
「そっか、おつかれ」
早速後ろから抱きついてみる。
でもこんなことはまだまだ日常的なものにすぎない。
今だってわたしが後ろから回した手に、ウォヌは余裕そうに指を絡めてきた。
「ご飯食べよっか」
WN「うん、腹減った」
もうある程度ウォヌの好きなものは把握してるし、今日わたしはオフだったから張り切って作っておいた。
WN「ん、美味そう。いただきます。」
「いただきます。」
WN「…Aほんと料理上手くなったな。」
「ほんと?」
WN「うん、ぜんぶ美味い。」
「ふふ、ありがとう。」
こうやって、わたしが手料理を振る舞うと必ず幸せそうな顔で褒めてくれるのが嬉しい。
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匿名 - 実在の人物をお取り扱いされてるようなのでオリジナルタグ外した方が良いかと思います。 (2018年9月19日 1時) (レス) id: 682d16d196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sara | 作成日時:2018年9月16日 0時