もしあの日君に会っていなければ (ページ5)

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『ようこそ生徒会室へ
僕は生徒会長で2年のパクジニョンといいます。
学園祭をよりよいものにするために精一杯務めますので、皆さんの協力もよろしくおねがいします』

そう礼儀正しく前で挨拶したのは
同じクラスの生徒会長を務めるパクジニョンくん。

彼はクラス委員長もしてて
学校でいうとあいつ(JB)の次に人気が高い。
癒し系なんだけれども知的要素抜群の彼に
小学生レベルの問題をわからないといって
放課後毎度のように女子達がジニョンくんを囲むのはいうまでもない。

ほら、今も絶対ジニョンくん目当てでしょ
って女子達がくぎづけ。

女①「ジニョンくんのためなら～
わたし、なんでもしますわ!!」

Jr『ありがとう一緒に素敵な思い出つくろうね』

女①「きゅーーーーん!!」

女②「あ、あたしもお手伝いします!!」

女③「あたしもよ!!」女④「わたしも～!!」

～以下略～

Jr「みんなありがとうおかげで心強いな」

そういって彼がほほえむと、、

「「「きゃーーーーーーーーっ」」」

悲鳴に近い歓声があがるのはいつものこと。

でもあたしはちょっと苦手。
普段はいつもニコニコして
人当たりの良さそうな雰囲気を醸し出しているんだけれど、
ふとした時
強烈に冷たいオーラをまとっているときがある。
気のせいだろうけれど

ってか、

「これいつになったら終わる??
もうあたし帰っていいかな」

JB『はー？だめにきまってんだろ』

「面倒なのは嫌いって言ったでしょ。
しかもこれなんの茶番？」

JB『おれがききてーっつーの』

「あれれ～？もしかして女子達にチヤホヤされてるのがジニョンくんだけで拗ねてるんでちゅか～？」

JB『うるせぇ、んなわけねぇーだろ
ってかお前こそ俺が取られそうになってさみしいんじゃないでちゅか～』

ほんっと減らず口

「もはや早く彼女を作ってあたしを解放してほしい気分でいっぱい」

JB『ん？なになに？もっと構ってほしいって？
しゃーねーなー、よしよし』

そういって頭をグシャグシャする

「ちょ、ジェボマ！離して」

JB『やだね、俺を馬鹿にした罰だ』

「最悪」

JB『お前、明日からそれで登校しろよ、
お似合いだぞ』

そういって意地悪く少年のように笑うｲﾑｼﾞｪﾎﾞﾑと
グシャグシャの髪の毛でにらむあたしに
教室中が注目していたのを知ったのは
それから大して時間はかからなかった。