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JB『……すきにしろ』



そういい放ち、
おそろしく威勢がよかったイムジェボムは保健室から姿を消した






シーーーン
先ほどの静けさがまた保健室に戻る





あ〜もう、知らない!! 寝る。









……









、、、分かってる。
言いすぎたのはわかってるけどさ
ジニョンくんの良さをリアンに気付かされた自分がいる今 イムジェボムにバカにされるのは腑に落ちない。
だからといってあいつの言う通り
人を信じるなんて何十年ぶりにしたことか

はぁ、ジニョンくんがいなくてほんとによかった


といってもムカついたり感情が高ぶったりすると出る例の歯は姿を現さなかった。
これはいつものことでイムジェボムと喧嘩する時だけは、どんなにおこっている時でも大人しい。


小学生のときにもこんなことがあった



JB『Aちゃん、おっきくなったら僕と結婚しよ?』


『いや、あたしはぱぱと結婚するって決めてるの』


JB『なんで?どうして僕じゃいけないのさ!!
もうAちゃんなんて嫌い』


『いいよ、あたしだってジェボマのこと大っ嫌い』



あの頃はどっちかっていうとあたしの方が
優位だったからジェボムが泣くことが多かった。


泣く前はかならず眉毛を30°くらい下げて
目をウルウルさせてから3秒後にうわーーん!って
大声だして泣いてたな〜


そしてそのあと必ず謝るのもジェボム
どっちが悪くても結局はジェボムが謝るってのがふつうになってた。


それが小学校高学年になったあたりで
立場が逆転
あたしは泣きはしないけれど、誤りに行くのはいつしか自分になってて


その時は小学生ながらにはじめて理不尽さを知った。


でもそれも日に日に慣れていって別に悪くないのにって思っててもめんどさくて
ごめんねー、みたいな。
イムジェボムも喧嘩してる状況にめんどくさくなって
こちらこそみたいな


よくよく考えると、私達は仲直りするってわかってるから歯はでてこないのかもしれない。


今回も謝りに行くのはあたしかな〜
そんなことを考えながら静かに夢の中に溶け込んでいった

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作者名:さーしゃん。 | 作成日時:2016年10月4日 0時

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