もしあの日君に会っていなければ (ページ2)

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JB「……い、……い

……って

…ろって、おきろって」

『はっ！』

ジェボムに突然起こされてあわてて時計を見ると
あと5分程度で授業は終わりを迎えようとしていた。

JB「お前明日から忙しくなるぞ～」

『……嫌な予感しかしない』

JB「ま、聞けよ」

つまり、

①こいつがうるさすぎて先生に怒られ、
学祭実行委員を任された。
②これにはクラスから男女1人ずつ選ぶことが原則になっている。
③ほかの女子が騒ぎ立てる
④イムジェボムあたしを選ぶ

完結

『やっぱり予感的中じゃん』

JB「だってあいつらめんどくせーし」

『だからって、あんたの仮面王子様ストーリーに付き合ってられるほどあたしは暇じゃないの』

JB『まーま
俺と一緒なんだし、いーじゃん』

実はこいつは表では王子様みたいな
キラッキラの笑顔をふりまいてるけど
じつは優しくてもなんでもなくて、
腹黒でドSで上から目線でナルシストで自己中で
とにかく最低。
あの頃の純粋さはどこに消えてったのか、、、

ってそんなことは今はどうでもいい。

『面倒なことだけはやだっていつもいってるでしょ
あたしは何があってもやらないから』

JB「ふーん」

『じゃ、あたし帰る』

ちょうどその時、下校のチャイムがなって
いったんこの話は終わりを告げた。

ジェボムの目が獲物を捉えたかのように
鋭かったのをまだ誰も知らない。
いや、正確にはすでに1人気づいていた。
しかし気づかないふりをした。