オフィスの狼上司【2】《Ryosuke.Y》

噛み付く…62 ページ21

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いつも

知ってる









どうしよう
嬉しすぎて、今泣きそう。









喜びに震えてる私とは対照的に
バツが悪そうな顔になる先輩

私から一歩離れて、深々と頭を下げた。









「すみませんでした。以後気をつけます…」


A「あ、いえ…全然そんな…」



涼介「行くぞ」









先輩の前だというのに、私の腕を引いて歩き出した涼介。

先輩がどう思うかすごく心配だけど、涼介に触れられるとやっぱり嬉しさが勝ってしまう









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.









A「ありがとう。………涼介」


涼介「山田さん、な？(笑)」









苦笑を含んだ声が返ってきたけれど、こんな時に「山田さん」なんて呼びたくない。









A「ちゃんと気づいてくれてて
助けてくれて、ありがとう」


涼介「いーよ。
つーか、意識してなくても勝手に目が追ってるし」









さらっとそんなことを言う。
それなら私だって負けてない









涼介「じゃ、今日は店まで一緒に行くぞ」


A「え？ダメだよ、誰かに見られたら…」



涼介「先にオフィスを出たくせに、廊下で俺以外の男と喋ってたのは誰だったかなー？」


A「あ、あれは先輩が話しかけてきたから…！」






涼介「ははっ。大丈夫、怒ってない。
その代わり夜はたーっぷりいじめるけど、な」



A「！」









そうやってすぐにずるいこと言う。

まだまだ涼介とのオフィスラブは、ドキドキが止まらないや





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