山田哲人と紅一点

泣きたいくらい。 ページ40

最近は特になんだけど、哲人さんを目で追うことが増えた気がする。

気づいたときにはすー、って。









「ねぇ翔平」

翔平「なに」









またまた登場しました、翔平。

今日も唐突にうちに来ました。しかも千葉から。









「私どうすればいいと思う？」

翔平「どうすればって...哲人さんのことでしょ？」









言わなくてもわかるんだもんね、さすが親友。












翔平「逆告白もできないだろうしな〜、Aは」

「だから悩んでんの！」









翔平は一つため息をついて、「思ったより深刻だね」って。

あれがふざけて言ってるのかと思うと結構イライラするけどね←









「私、素直じゃないから、」

翔平「いや？素直だよ、A。
今だって俺に自分の気持ちちゃんと話そうとしてくれてるし。」

「翔、平っ」

翔平「たくさん泣いて、たくさん強くなりなよ？」








そう言って両手を広げた翔平に飛びつくと、さぁさぁ大変。

最近緩くなりかけてた涙腺が...









「うわぁぁぁ泣」

翔平「また俺に話して？あと、まだ終わってないからね？」

「う"ーー泣」

翔平「Aは、自分に素直になんなきゃダメだからね！」

「う、んっ泣」









翔平に話して泣いたら、なんか強くなれた気がする。

やっぱり持つべきものは親友だね。

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