【SERVAMP】末っ子は椿だと思ってた？-2-【男主】

だい73わ 着信 ページ34

あー、もう…

貴｢梓、落ち着け。大丈夫って言ってただろ｣

梓｢でも頭！！俺の、俺の目の前で！俺なんか庇って！！｣

ガシッと俺の胸ぐらを掴んで詰め寄ってくる梓

あーあ、完全に混乱してる

てか冷静じゃないな

普段の梓なら俺にこんなことしない

…そろそろ時間的にもいけるだろ

貴｢梓、少し離せ｣

梓｢あっ、ご、ごめん｣

貴｢いや、お前が取り乱すのも最もだ。少し待ってろ｣

少し落ち着きを見せた梓を離し、ポケットからスマホを取り出した

うお、すげぇ着信履歴の数…

気づいてなかった、やば

てことはやっぱり最後に乱入してきたのはC3で間違いないな

永介が帰ってきたら気づかなかったの謝ろう

おっと、それはさて置き

トトトと画面に指を滑らせて電話をかけた

？『…そろそろかけてくると思った』

貴｢だろうな。梓が想像以上に混乱してるからさっさと安心させてやりたかったんだ。変わるぞ｣

ほい と突然俺から渡されて？を浮かべていたが素直に耳にスマホをあてた

梓｢…もしもし？｣

？『もしもし。心配をかけたようだな。“俺様”は普通に生きてるから心配は不要だ』

梓｢………レオ？｣

レ『むしろ他に誰だと思っているんだ貴様は』

梓｢………生きてた｣

それだけ言うと床に座り込んでしまった

レオンの下位吸血鬼になった時の特殊能力

“鏡を笑え”

簡単に言えばコイツの能力は“分身制作”

いくらでも分身は作れるが同時に操ることはできない

厳密には違うが、分身自体に魂のみ憑依して操作しているイメージでいいだろう

わざわざ能力の説明をしたんだ

自ずと先は読めるだろ？

み｢なーんだ！レオってばここに来た時点で既に分身だったんだね！納得！｣

レ『肯定だ。あらかじめ頭のみに伝えてはいた。しかし、余程心配をかけたらしい。すまないな、梓』

梓｢…ううん。無事ならいいんや｣

レ『そうか。ならばすまないが1度通話をきらせてもらう。C3が乱入した後の情報を探る』

貴｢おーけー。んじゃまた後で連絡くれ｣

レ『了解した』

ツーツーと通話のきれた音を確認してスマホをしまう

さてと

貴｢こっからだな｣

梅｢そうね…なんにせよ、C3の存在は気になる｣

キ｢C3のmove次第では侵入する可能性もありね｣

虎｢うーん。城田真昼達の実力を見た感じ、C3には勝てないんじゃないかなぁ｣

各々好き勝手ではあるが意見が飛び交う

どーするべきか…

そう悩んでいた時、俺のスマホがなり始めた

み｢あんれ？｣

みつるのと同時に

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