あの子は俺の【エリオス】

36話 ページ39

「....(自分の部屋....じゃない？)」ギュッ

「？」

『zzz』

「(あーヒナちゃんと一緒に寝たんだった。寝顔可愛い)」(なでなで)

『ふふっ』(スリスリ ギュッ)

「(何か猫みたい....うん、言ってた通り何かスッキリした感じがするし、寝たって感じもするな。この子と寝たからかな。そういえば、昨日そのまま寝ちゃったんだった、シャワー浴びないと。.....仕方ない名残り惜しいけど起きるか)」クイッ

「ん？(あーこれは...どうしたものか....そうだ)」





『.........？(誰の....ジャージ？)』


プシュー


「あ、起きた？」

『......フェイス？』ギシッ

「うん、おはよ」(なでなで)

『おはよ〜』(ギュー)

『ん？何か良い匂いがする』

「シャワー浴びたからね」

『この匂い好きかも』

「そう？じゃあ使う？」

『いいの？』

「もちろん。今持って来るから待ってて」





「はい、今度新しいの買ってくるから今はこれ使って」

『ありがとう！あ、でもフェイスが使えなくなっちゃう』

「なら、こっちのお風呂使わして？それなら問題ないと思うよ」

『うん、いいよ〜！』

「ありがとう」

『じゃあ、さっそく使うね！』

「うん、いってらっしゃい」


プシュー


「(にしても、余りにも抵抗感が無さすぎる様な...天然って言うのかな？でも、ちゃんと自分の意思はあるし....う〜ん、まーいいや、俺的には嬉しい展開だから良いけどね。俺と同じ匂いがすれば、周り(ウィル)の牽制になるし)」






「ついにこの日が来たか....パトロール....。やっと「ヒーロー」らしい事ができるぜ」

『レオ、嬉しそう〜』

「ふああぁぁ〜」

「おいコラ！でっけーあくびすんな！」

「ふぁ....」

「てめぇもかよ！控えめにしてもだめだ！」

『眠い？』

「天気が良いから、昼寝に良いなって思ってたらあくびが出ただけだから大丈夫だよ」(ギュッ)

『フェ、フェイス！？』

「だから、抱きつくな！」

「えーやだ♪」

「"やだ♪"じゃねー！」

「元気だねぇ、流石おチビちゃん。てか、いい加減見慣れたら？」

「見慣れるわけねーだろ！」

「えーなんでよ」

「何でもだ！」

「ヒナちゃんはイヤ？」

『イヤって言うか....外は恥ずかしいかな///』

「なら、部屋だったらいい？」

『う、うん///』

「じゃあ、外は控えるね」

『...うん///』

「だってさ。おチビちゃんの負け♪」

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