あの子は俺の【エリオス】

26話 ページ29

RRR...

『あ、私だ』ピッ

『は〜い』
(※スピーカーモードでお話し中)

"ヒナ！今どこに居る！？"

『お兄ちゃんの所〜』

"どっちの？"

"おい！勝手に話すな！"

「何か賑やかだね」

"誰/だ"

「ウィルだよ」

"アキラのところね"

"おい！クソメンター全部食べんじゃねーよ！"

"ちょっとキース、全部はやめてよ"

"何でだよ。これはオレの分だろ"

"ちげーよ！"

"違う"

「何か揉めてるね」

『うん』

"って事でヒナちゃん悪いけど、戻って来てくれる？"

『分かった〜』

"それはおれの分だ！"

"ちょっとおチビちゃんうるさいよ。それは、おチビちゃんのでもキースのでもなく俺のだよ" ピッ

「「『.....』」」

「何の取り合いだ？」

『多分、夕飯だと思う。てか、みんな思ってたより帰って来るの早かったなぁ』

「何作って置いたんだ？」

『こっちと同じチャーハンだよ』

「「あ〜」」

『普通のチャーハンなのにな〜』

「「いや、めちゃくちゃうまい/美味いから！」」

『そ、そう？自分じゃ分からないけど...』

「レンに会った時にでも聞いてみろ。アイツもうまいって言うぞ」

『かな〜？とりあえず戻るね〜！あ、これが明日の朝食だから！チンして食べてね！』

「うん、ありがとう」

「サンキュー」

『じゃあ、おやすみ〜！』

「「おやすみ〜」」

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