26（レオナ編） ページ26
ウツボ兄弟と別れを告げた俺は、次の依頼場所に向かった
数日かけて移動し、やっとついた場所は懐かしの場所、夕焼け草原だ
『お久しぶりです、今日からまた働かせてもらう事になりましたAと言います。以後お見知りおきを』
ここは王族の住む豪邸で、召し使いが沢山いる
顔見知りの人は俺に小さく手を振ってくれて、初めましての人は少し緊張しているようだ
「Aさん、ようこそおいでくださいました」
『お久しぶりです執事長、私もまた夕焼け草原に来れるとは思いませんでしたよ』
執事長に軽く挨拶をし、依頼主がいる所へ案内される
いやーー懐かしいなぁもう何年前だろう
坊っちゃんは元気かな、最後に会ったのは俺の腰ぐらいまでしか無かったけどもう大きくなってるだろうなぁ
俺は久しぶりの再開に心を踊らせ、長い廊下を歩いた
あ、待って忘れられてたらどうしよう…泣くかも
『お久しぶりですレオナ坊っちゃん、また家庭教師とし雇われましたAと言います』
「…よう、A」
そこには、昔に比べ随分と大きくなったレオナ坊っちゃんの姿があった
…少し泣きそうな表情をしているのは気のせいだろうか
執事長は俺の案内を終えると自分の仕事場に戻って行き、この部屋にはレオナ坊っちゃんと俺だけになった
すぅ……
『ひっっさしぶりだな！レオナ坊っちゃん！！』
「本当にな…！！」
俺達は強く抱きしめあう
わぁ…見知らぬ筋肉がある、あの小柄な可愛いライオンはどこへ行ったのやら
『レオナ坊っちゃんでかくなりすぎじゃね？背まで追いこしてくれちゃって』
「そういうAは変わらねぇな」
レオナ坊っちゃんは小馬鹿にするよう煽ってくる
生意気な所も変わってないね！！
『筋肉も付けちゃってまぁ…立派な男になりましたね』
「当たり前だろ」
ふんと鼻を鳴らす表情はイケメンだ
昔は可愛かったけど大きくなったから綺麗な顔立ちになって色気が出てきた
はぁ…俺の生徒はなぜ皆顔が良いんだろ、ちょっと自信失くすわ
『…さて、聞きましたよレオナ坊っちゃん』
「あ？」
俺は顔を上げ、笑顔を浮かべる
そう、ここにまた雇われた理由は、ある問題が発生したからだ
なので俺にヘルプが来た
『俺が担当すからには、おサボりさせませんからね？』
「…」
レオナ坊っちゃんは露骨に嫌な表情を向けた
サボり癖も治ってないのかよ坊っちゃん！！
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✖️ - しゅき❤️ (2022年1月29日 21時) (
レス) @page28 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
うちゅうじんもどき(プロフ) - うへぇあ……えええええ……いやもう、ほんと……え……っ……すきです……(語彙力) 今でも更新待ってます…… (2021年11月14日 13時) (レス) @page28 id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
フィオ。(プロフ) - とても面白いです！続きを待っています！頑張ってください。...１年...前？ (2021年8月28日 16時) (レス) id: a9b8fffe42 (このIDを非表示/違反報告)
たるち(プロフ) - 一年前に更新停止しちゃってる。。。もう無理そうですね。 (2021年5月1日 14時) (レス) id: 3d2a0831b8 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 更新停止・・・いつまでも待っています！すごく面白いです！ (2020年11月22日 13時) (レス) id: 6b2d838dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャパツ | 作成日時：2020年4月13日 1時
