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それから数分、まだ体は双子に拘束されたままこのご褒美からは解放されない
『なぁ…これ楽しい？』
「えぇ、とっても」
ジェイドは俺の腕に舌を合わせハムハムしている、ちょっと可愛い
『っ！？』
ゾワァッと背筋が伸びる、何事かと思えば直ぐ顔のそばにフロイドがいた
「アハッせんせぇビクッして可愛いっ、耳弱いの？」
『…どこで覚えてきたんだよ』
子供のお遊びに思わず顔を赤らめてしまう、情けない
フロイドとジェイドはそれを見ると、嬉しそうに口角をあげた
…目がなんか怖い
『おい、そろそろ終わりだ』
「えぇ〜〜まだ足りないんだけどぉ」
「時間切れですか…では、最後に」
『い゛っ！』
両肩に突然鋭い痛みが走る、…本当に噛んだな
「満足です、ありがとうございました」
「またご褒美楽しみだなぁっ」
双子はどちらもご満悦のようでずっとニコニコしている
…歯形、絶対ついたよな
やっぱりこのウツボ兄弟は謎だらけだ、怖い
ーーーーー
あの日から、特に変わったことは無い
…ウツボなりの甘え方だったのかな
俺は無理矢理納得させ、授業に入る
「せんせぇ〜〜」
『ん？どうした』
聞いてはみるが、フロイドからの質問は大体勉強とは関係のないことだ
なにか良からぬ事を考えているに違いない
「せんせぇの弱点ってなに？」
ほらな
『特に無い、完全無欠』
…ちょっと自分で言ってて恥ずかしいなコレ
「おや、本当ですか？」
ほ、本当ですよ？
「ふふっ、噛りとる歯(ショックザハート)」
『え゛』
これ、もしかしなくてもジェイドのユニーク魔法だよね…確か、嘘をつけなくするって
『俺の弱点は…』
「うんっ！」
フロイドはワクワクしながら前のめりになり、ジェイドは心なしか目をキラキラさせている
『ダンスができない、…こと』
「…え？」
『うるさい！黙りな！！バカァッ』
なんという幼稚な悪口だろう
双子はポカンとしながら顔を見合せ、クスリと笑った
「なぁに？せんせぇ踊れないの？」
『嬉しそうにするな』
「いつも勉強を教えてくださるお礼に、私達がご教授させていただきましょうか」
『結構です！！』
完全無欠と言いながら、ダンスができないというショボさ
俺は羞恥心で顔を真っ赤にさせ、泣きそうだ
「可愛い〜〜」
「えぇ、可愛いですね」
『お前ら…覚えておけよ』
課題倍にしてやる…
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✖️ - しゅき❤️ (2022年1月29日 21時) (
レス) @page28 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
うちゅうじんもどき(プロフ) - うへぇあ……えええええ……いやもう、ほんと……え……っ……すきです……(語彙力) 今でも更新待ってます…… (2021年11月14日 13時) (レス) @page28 id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
フィオ。(プロフ) - とても面白いです！続きを待っています！頑張ってください。...１年...前？ (2021年8月28日 16時) (レス) id: a9b8fffe42 (このIDを非表示/違反報告)
たるち(プロフ) - 一年前に更新停止しちゃってる。。。もう無理そうですね。 (2021年5月1日 14時) (レス) id: 3d2a0831b8 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 更新停止・・・いつまでも待っています！すごく面白いです！ (2020年11月22日 13時) (レス) id: 6b2d838dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャパツ | 作成日時：2020年4月13日 1時
