第72話・私の兄ちゃん ページ37
＊
夜。
皆晩御飯を食べ終わり、お風呂も大体入り終わった。
私も出てきたので、あとは寝るだけ。
なのだが…
『…怖い。』
電気を消すと、横の押し入れから何か出てくるんじゃないのかと妄想してしまったり、
急に窓が開いて妖怪が入ってくんじゃないかと考えてしまったり、
しかも外は街灯が少なく、真っ暗。
『ヤヴァイ。』
何故、昨日の私は寝ることが出来たのか。
何故清水さんは家が近いからと帰ってしまうのか。
『何故だぁ…』
用意した枕の上に頭を埋めた。
どうしよう。携帯で音楽流しながら寝るか？
いや、こえーよ。
『くそ、マズイな…』
時刻は夜9時半頃。廊下はまだ電気がついているけど、あと1時間もしたら消えてしまうだろうな。
そんなことを考えていると、
ふと、1人の存在が頭によぎった。
『電話しちゃお。』
私は携帯を耳に当て、相手の応答を待った。
すると、ワンコールで応答された。
『もしもし？兄ちゃん？』
岩泉「《どうした！何かあったのか？！おい！返事しろ！おい！！》」
『じゃあ返事する間を与えろよ。クソ。なんもねーよ。』
かけたのは兄ちゃんだ。
今日はお父さんは出張で、お母さんも会社の飲み会に行ったとかなんとか言ってたから
兄ちゃんも寂しい筈だ
と、勝手に思っただけだ。
岩泉「《そ、そうか。なら良いが…、でも電話してくるなんて珍しいな。何があった》」
『大したことじゃないけど。寝るのが怖い。』
岩泉「《ウケる》」
『黙れうんこ野郎。』
岩泉「《うんことかダイレクトに言うな。》」
『うんことクソどっちがいい？』
岩泉「《うんこ》」
『ほらな。』
それから、くだらない話をして時間が過ぎた。
そして時刻は11時を余裕で過ぎた頃
岩泉「《んで、俺が及川の顔をぶ》」
『兄ちゃん。』
岩泉「《あ？どした。》」
『眠い。』
岩泉「《怖いんじゃねーのか。》」
『いや、兄ちゃんの声落ち着くから眠くなったわ。』
岩泉「《そうか、じゃ寝ろ。》」
『おう。じゃな。』
岩泉「《歯ァ磨けよ。》」
『磨いた。』
岩泉「《んじゃ寝ろ。》」
『おう。じゃな。』
岩泉「《じゃな。》」
そう言って電話を切った。
携帯を枕元に置き、布団に潜り込んでから何秒で寝たかわからない。
翌朝、私はいい朝を迎えることが出来た。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
岩泉「俺の声で落ち着くとか、
俺今ならエベレストの上でバク転できるわ。」
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多純 - 木葉と木春最近出てない……(ㅎ.ㅎ ) (2022年12月15日 11時) (
レス) @page15 id: cf354936d6 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんな(プロフ) - クロさん、出会ってすぐに「結婚してください、アモーレ」はウケるwwwww (2021年9月21日 19時) (レス) @page32 id: a7672c312b (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - 続きキニナル､再新頑張れ。 (2020年8月15日 20時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
蛍緑(プロフ) - でぐでぐさん» レス遅れてすみません！時間が無くて…( ´･ω･`)時間次第、更新頑張ります！ありがとうございます！ (2017年9月17日 0時) (レス) id: fdd3077d88 (このIDを非表示/違反報告)
でぐでぐ - ハイキューキャラのキャラ崩壊がヤバすぎる（爆笑）！これからも頑張ってください！ (2017年7月21日 23時) (レス) id: 16ed362778 (このIDを非表示/違反報告)
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