私、髪の毛結んだらモテ期きましたよ。２【ハイキュー・逆ハ

第69話・孤爪研磨 ページ32

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日向「バレーやんの！？」

「え”っ」

『どうした』



日向「そのシューズ！バレーの！？」

『どれ？』

日向「その人の隣にあるバックの中！」



『あ、ホントだ。』

「あ、…うん…。」


日向「俺もバレー部！俺日向翔陽！」



日向の太陽のようなキャラに圧倒されたこの人は少し戸惑った。

そして下を向いて、



「…孤爪……」

日向「こづめ？名前？」



「孤爪、…研磨…」


猫のようなツリ目と目が合った。
でも、すぐに視線を戻した。

…なんか、可愛い。



日向「けんまか！高校生？」

孤爪「うん」

日向「何年？おれ1年！」

孤爪「…にねん」


『えっ、先輩』

日向「す、すみません！」




日向が言うと、いいよ、そういうの…と言った。
体育会系の上下関係が嫌らしい。

その後も日向の質問攻めが続いた。


バレー好き？とか

ポジションどこ？との質問でセッターというのが判明。





日向「ふーん、じゃあさ！お前の学校強い？！」

『いつからお前呼びにしたんだ馴れ馴れしい』


日向「上下関係嫌だっていうからさ〜」

『にしてもだろ。』


日向「んでさ！強い？！」



孤爪「うーん、どうだろ。昔強かったらしいけど一回衰えて…」



でも最近は強いと思うよ。





その時ふわりと風が吹いた。夏のじめじめした空気を乗せて。

風と一緒に孤爪さんの鋭い目線が日向に纏わる。



あたりの空気が張った。


日向がどこの高校かと聞こうとしたら



「研磨！」

孤爪「あ、クロだ。」



研磨と叫んだのは、トサカヘッドの長身男。

目が怪しげ何ですけども…



黒尾「おい！研磨！！！」

孤爪「えっ、なに…？」


黒尾「てめぇ！ふざけんな！！」

孤爪「あ、その…ごめん。迷って…」


黒尾「そのことじゃねぇ！！」

孤爪「は？」





トサカは凄い顔と頭でこちらにズンズン進んできた。

あ、嫌な予感。と察した。





そして私の前に膝をついて、




黒尾「結婚してください、アモーレ」

『だが断るぞ、トサーカ』





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