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五「ね、ほらもうここに名前書いて印押して」
そう言って五条は立ち上がる。
タンッと文机に置かれた紙。
『ｺﾝｲﾝﾄﾄﾞｹ…？』
五「そ♡」
『押さねぇからな』
書類をまとめ、立ち上がる。
『じゃ、茶菓子持ってくるから待っててくれ』
そう言い、障子に手をかける。
『ｵﾜｯ』
クンッと羽織の袖を引かれる。
もちろんバランスを崩して後ろに倒れる。
五「んふふ」
『…ン？』
五条にダイブ。
せっかくまとめていた書類が無様に散らばっている。
『書類が…』
五「こっち向けよ」
顎を掴まれる。
包帯を目隠しとして着けている五条の顔が見える。
どっこも怪我してないはずなのに痛々しく思える。
『…俺達は4人で最強なんだからな』
そっと頬を触れる。
彼は
五条悟という男は
「最強」に呪縛されている。
それは俺達も同じ。
『オマエは一人なんかじゃない、俺達がいる』
少し微笑む。
腰に回っていた腕の力が強くなった気がした。
五「Aっていつもそう言って僕の事惚れ直させるよねまったく」
『は？』
五「あーもう我慢できねぇ。結婚しようぜ」
真顔で五条は言う。
『ｹｯｺﾝ…？』
五「そ、こんな惚れちゃう台詞言うAの事七海とかに渡したくない」
『何故そこで七海が出てくるんだ』
五「えー？秘密」
そう言いパッと腕を放し、解放される。
尽かさず書類を集める。
そんなに枚数は無いからすぐ集め終わった。
『…茶菓子取ってくるから座って待っｔ』
顔を上げると目の前に整った顔。
綺麗な眼だな
なんて呑気な事を考えていた。
唇に違和感を覚える。
五「ご馳走様」
うっとりとした表情で言われる。
『…ﾍｯ？』
五「ファーストキスだよね多分。んふふ、貰っちゃった」
『キ…キス…』
そっと自分の唇に触れる。
体温が上がるような感覚。
『…ヘ？』
五「え、何その顔そそるんだけど」
涙目可愛い、そう言って五条は満面の笑みを浮かべた。
『…』
晩飯も終え、母さんの久しぶりの料理に満足した私ではあったが一つ聞きたい。
『…なーんで布団が二組もあるのかな、うん何で』
自分の部屋に行くとお布団が二組。
そう、自分の部屋。
Why？と宇宙猫状態になっていた私の背後から、聞きなれた声がする。
五「A、一緒に寝よ？」
『はっは全力でお断りさせていただく』
五「照れてんの？」
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雫(プロフ) - プスメラウィッチさん» ちゃんと五条オチですよ…そろそろ引っ付かせたいですね… (2021年6月18日 19時) (
レス) id: 47da84ba1d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 雫さん、この小説は五条悟オチですか？いつ五条悟と結ばれて欲しいです。お願い出来ますか？ (2021年6月14日 16時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月6日 3時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ありがとうございます！ (2021年5月7日 21時) (レス) id: fa51e1904f (このIDを非表示/違反報告)
にょんこ - 夢主がドストライクです…めっちゃ好き！！！更新頑張ってください！！ (2021年4月29日 13時) (レス) id: 84ac37282a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2021年4月1日 13時
