参 ページ4
見た感じ美味そうだが。
壬氏様の事だ。絶対女だと間違われて渡されているはず。
猫「…これは催淫剤入りですね」
あ、予測通り。
壬「食べなくてもわかるのか」
『匂いがあるんですよ』
壬「そうなのか…」
猫「持ち帰り、美味しく頂いてください」
壬「もらった相手を考えると素直に食べられないもんだろ」
猫「ええ。今晩あたりそのお相手から訪問があるかもしれませんね」
『…美形って大変なんですね』
猫猫、顔に出てる。確かに知ってて食べさせようとしたかもしれないが。
驚くほどに顔に出ている。
玉「んふっ」
あれ、そんなに面白かったのか…？
玉「ふふふふふふっ」
まぁ面白かったのはよくわからないが…いっか。
猫「要件がお済みでしたら私はこれで」
壬「一つ頼みがある」
壬「媚 薬を作ってくれないか？」
猫「！」
これはこれは…。猫猫が医務室に来てくれる予感…。
猫「時間と材料と道具さえあれば、準ずる物なら作れます」
…高順様のお出ましか。一緒に老師説得しないとな…。
高「お待ちしておりました」
『やぁ猫猫。医務室へようこそ。よく来たな』
高「初めまして、猫猫さま。高順です。普段は壬氏さまの付き人をしています。以後お見知りおきを」
猫「どうも」
畏まってるなぁ…まぁ良いことなのかもしれないが。
『では、私は部屋の薬草を採ってきます。薬剤室は自由に使ってください』
老師が嫌そうな顔をしているんだが…。
高「はい。では猫猫さま。こちらへどうぞ」
猫「はい」
二人が薬剤室に入るのを見送り、部屋に戻る。
『あれ、壬氏様。何か御用で？』
壬「Aか。様子を見に来たのだが…」
『…あ、はい。猫猫のあの踊りですね』
壬「その踊りは呪いか何かか？」
『…違いますね。喜びの舞でしょう』
気分が一番上にまで上がったんだろう。
猫「A、この薬草達は全部Aが採ってきたのか？」
『んー古くなった薬草がほとんどだったから…そうかもしれないな』
猫「パァァァァ」
眩しっ。
猫「……これだけじゃ足りません」
『…また仕入れないとな…』
可可阿が足りなかった。
どうやら猫猫が作ろうとしているのは
あれ食べた事ないんだよな、味とか気になるが。
壬「足りないのなら用意すればいいだけのことだ。交易品を探せば見つかるだろう」
『はぁ…』
お偉いさんの力はすごいな…。
『…何やってるんですか』
侍女の皆様が覗き見されてた。
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雫(プロフ) - カラメルプーリンさん» ありがとうございます！頑張ります (2021年1月5日 21時) (
レス) id: 8059e3f627 (このIDを非表示/違反報告)
カラメルプーリン - 面白い、、、更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2021年1月5日 20時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月22日 0時) (レス) id: 8059e3f627 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 面白いです！私も友達に勧められてハマった民なので・・・応援してます (2020年12月20日 15時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2020年11月30日 22時
