さとみくんの婚約者は古参りすなーさん？!

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｢...大丈夫ですか？｣






...誰だろ、どうしよ。とにかく返事っ





『大丈夫...じゃないです。』









そういうとその人は私を軽々持ち上げ、椅子まで運んでくれた。

感謝しかない...。









｢落ち着いた？｣




『はい、ありがとうございま、す。』


...待って。私、わかる。この人。

あったこととなくても、話したことなくても、わかる。









...だってずっと好きだったから。

間違いなんかじゃない。さとみくんだ。

でも、そのことを言ってしまえば、

静かに離れて言ってしまうから、







もう少し、もう少しだけ知らないフリさせて...









｢今日はどうしてここに？｣





『えっと...、修学旅行で来てて、友達がみんな各自で見て回ってて、1人だったんです...』




すると彼はほのかに笑って


｢じゃあ次のとこに行く時間くるまで一緒に待ってようよ。｣



そう言い放った。









世の中こんなに幸せなことがあってもいいのだろうか、
前世私は何をしたんだ？





答えはもちろん

『じゃあ、お言葉に甘えて、』







『というかさt、あ、お名前はなんて言うんですか？』






...あっぶなぁ
さとみくんっていうとこだったわ。






さ｢んーと、さとみって言います。気軽によんでよ｣




...うん、予想はついてた



『あ、私もお名前言わないとですね。Aって言います。なんて呼んでも全然おっけーです!』




さ｢じゃー、Aちゃんで。｣




『はい!!』





...照れるなぁ
もう一生分の幸せ使い切ったかも。









大好きだし

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