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その疑いが晴れることはなくあと1週間で受験本番というところまで来た。
相変わらず状況はかわらなかった
私は少し浮気を疑っていた。
本当は疑いたくない。でもあまりにも不自然なんだ。
こんな気持ちじゃ受験頑張れないよ。さとみくんが何よりも大切で頑張ってきたのに。
ここで捨てられたら高校中退しそう。
何のために頑張ってきたのかわかんなくなっちゃうよきっと。
そう思い今日夕飯の時に勇気を出して聞いてみることにした
今日のご飯はうどん。一番簡単に食べられるから最近少しはまりつつある。
そしていよいよ聞いてみた。
『ねえさとみくんあと1週間で受験だよ。私受かるかな。』
さ「きっと受かるよ。だっていままですごくいっぱい頑張ってきただろ?努力は裏切らないよ。」
『ありがとう。』
よし、
『それでさ一つ聞きたいことがあるんだけどさ、』
さ「ん?」
『なんで最近帰り遅いの?お仕事じゃない、よね??』
さ「え、、、、、、、」
『なにか私に言ってないこと、あるでしょ』
さとみくんは少し俯いて何も発さない。
『なんで何も言わないの、もしかして私に飽きたの、、?』
さ「そんなことないっっ」
『じゃあなんで、!』
さ「、、、それは言えない。」
言えない、、、??なんで、どうして
私何かあったら言ってるよね、いつも隠し事なんてしてないのに、、、、、、
じゃあそういうことなんだよね。そうなんだよね。
『そうなんだ。私にはなせないんだ。ごめんね最近勉強ばっかりで。でも私は隠し事なんてしてこなかったよ。さとみくんは私の事信用してないってこと、、、なんだよねきっと。』
涙があふれてきそうだった。もう限界だった。受験勉強でたまった疲れも一緒にどんどんブレーキをかけることを忘れさせる。
とうとうその場が耐え切れなくなって部屋へ駆け足気味でもどり鍵をかけた。
ドアの向こうでさとみくんがなにか話している。でも聞きたくなかった。
その日はそのまま眠りについた。
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瀬那 - めっちゃ面白かったです!更新待ってます!頑張ってください! (2022年5月5日 1時) (レス) @page25 id: ed562e894e (このIDを非表示/違反報告)
いう - とてもおもしろかったです。更新まってます。 (2022年4月13日 20時) (レス) @page23 id: a2a740321f (このIDを非表示/違反報告)
まふる - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください!!応援してます!! (2021年12月23日 12時) (レス) id: 4f6f0a9f02 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - 凄かった!続きが気になります!楽しみにしてます! (2021年12月10日 0時) (レス) @page4 id: 21f3ca7819 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅる - 続編から引き続き更新頑張ってください!遅くても早くても私たち読者はいつまでも待っていますから! (2021年12月4日 19時) (レス) @page3 id: b4dee99bf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーな x他1人 | 作成日時:2021年11月28日 14時