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3話 ページ5

諒音達は、裏路地にいる人達に気がつかれぬように様子を伺う。

「最初は、死ぬかと思いましたが…痺れ薬がギリギリ効いて助かりました」

ジン「……っ」

ベルモット「薬を持ってきていたとわね…っ」

路地裏には、黒の組織で有名なジンとベルモットが辛そうに息をしながら膝を付いていた。
どうやら二人の目の前で銃を構えている男が痺れ薬を盛ったようだ。

「ああ、辛いでしょうねぇ。大丈夫、安心してください。
 直ぐに楽になりますから」

男が懐から銃を取り出しジン達に向ける。
薬で動けない二人は、少し冷や汗をかき始めた。

「あなた方を殺せば私の名声が上がり、そしてっ(諒音「よっ!」ギッ!?ギャァァアアア!!!?」

男は、今後の事を自慢気に話していたが空気を読まない攻撃が飛んできた。しかも目に。

詩音「さとね、ないす」

詩音は、親指をグッとたて男が落とした銃をハンカチで拾う。持ち主の男はのたうち回りとても痛そうだ。
まぁ、それもそうだ。目潰し用の薬が入った小さい玉をパチンコで撃ち見事に命中したのだから。
撃った諒音は、嬉しそうにドヤ顔を作った。そして詩音は、ベルモット達に近寄る。

詩音「きりきずならわたしにだっててあてできる」

銃を取られないようにハンカチで包みバックの中からゴソゴソと救急箱を取りだし消毒をし薬と絆創膏をつけようとしたが

ジン「おい…何をするつもりだ」

薬が抜けたのかジンが手当てをしようとしている詩音の額に銃口を向けた。

詩音「てあて…ちぃでてるからそこからバイキンはいったらたいへんだもん」

詩音は、少しビックリしたが絆創膏と消毒液をもって真っ直ぐジンを見つめる。

詩音「てあてさせて?ください」

ジン「…何故、助けた。逃げねぇ。
  銃を持っているんだぞ」

諒音・詩音「(´・ω・`)?」

ベルモット「だから私達は、あなた達を殺すかもしれないのよ。それなのに何で助けたのかしら?」

諒音「?…しおん。ひとをたすけるのにりゆういるかなぁ?」

詩音「いらないよ…」

諒音「だよねぇ」

詩音「てことでてあてさせてください」

諒音「だめでもするから」

詩音「それにおにぃさんたちは、もうわたしたちころすつもりないでしょう?」

諒音「ころすつもりならちかよったしゅんかんにしつもんせずうってるはずだもん!」

こうして二羽の鴉は、双子に優しく手当てをされた。

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夜桜 蝶(プロフ) - 柘榴さん» 初めまして!ありがとうございます(*´ω`*)更新は少しゆっくりですが赤猫ちゃんと頑張っていきます! (2017年7月8日 12時) (レス) id: 8019787952 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - これからの、更新を楽しみにに待ってます (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - 初めまして柘榴といいます。姉妹から双子に転生するのは知っていましたが、幼馴染からなると言うものは、初めて見つけたので興味をそそられました。 (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤い桜模様の猫&不思国アリス x他1人 | 作成日時:2017年5月27日 22時

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