27話 ページ30
詩音「ヘッドホン…格好いいのがいいです」
諒音「赤とか？」
詩音「あー、いいね」
諒音「でしょ」
阿笠「ふむ。では、どんな機能をつけるか、じゃの」
諒音・詩音「決めてある」
阿笠の言葉に諒音達は、すぐさま反応し昨日の内に考えて紙に纏めていたものを渡す。
機能その１、電話機能。機能その２、盗聴機能。機能その３、電波妨害機能。その三つだ。
当たり前の事だが、その内容に阿笠は、度肝を抜かれ目をパチクリとせ、本当にこの機能をつけるのかと聞き返してくる始末。
詩音「お願いします！」
諒音「この通り！」
阿笠「んむむ…分かった。少し待っててくれんかのぉ」
諒音・詩音「はーい」
諒音達に渡された紙を持って阿笠は、奥の実験室へと向かっていく。
その後ろ姿を見ながら諒音達は、ニヤニヤと笑い側にいる新一は、面倒臭そうな顔を作っていた。
諒音「新一ぃ、な〜にぃ？」
詩音「何か言いたそうな顔してる」
新一「…別に何でもねぇよ」
新一は、何であんな機能を頼んだのか。あんな機能を頼むくらい面倒な事に関わっているのかと聞こうとして少し口元をモゴモゴさせたが最終的には、何も言わずソッぷを向く。
それを僅かながら感じ取っているのか諒音達は、特に聞いたりなどしなかった。
阿笠「待たせの!出来たぞい」
詩音「待ってましたっ」
あれから数時間ご、何度か大きな爆発音などが聞こえてきたが無事に作り終わったらしく阿笠が奥の部屋からヘッドフォンを持ってくる。
その阿笠の側へと詩音が嬉しそうに近寄って行って、ウキウキしている猫のようだ。
諒音「落ち着きなよ、詩音ｗｗｗ」
詩音「博士、早く説明っ」
諒音「スルーか」
新一「俺も気になる」
諒音「新ちゃんも!?」
騒ぐ諒音を無視して阿笠の説明に夢中になる詩音と新一。
諒音がショックそうにしているが本人は、いつもの事なので何も思っていない。
ついでに言うと詩音達が騒いでいる間に阿笠の家を散策しに行くようだ。
詩音「どこ行くの？諒音」
諒音「んー」
詩音「私も行く」
新しいヘッドホンをつけ諒音の後を追おうとしたが阿笠に捕まり出来なかった。まだヘッドホンの説明をしてもらっている最中だったからだ。
諒音は詩音に最後まで説明を聞くように言ってから何処かへ行ってしまう。
勿論、最初はそれに従い真面目に聞いていた。
詩音「あーきーたー」
詩音の集中力が切れ始めた。
続く
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夜桜 蝶(プロフ) - 柘榴さん» 初めまして！ありがとうございます(*´ω｀*)更新は少しゆっくりですが赤猫ちゃんと頑張っていきます！ (2017年7月8日 12時) (
レス) id: 8019787952 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - これからの、更新を楽しみにに待ってます (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - 初めまして柘榴といいます。姉妹から双子に転生するのは知っていましたが、幼馴染からなると言うものは、初めて見つけたので興味をそそられました。 (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い桜模様の猫&不思国アリス x他1人 | 作成日時：2017年5月27日 22時
