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1話 ページ3

諒音「おかーさ!おかーさ!」

詩音「おかあさん…」

母「ん?なぁに、諒音、詩音」

あれから5年程たった。今、二人は、アメリカの首都、ワシントンD.C.に住んでいる。
え?早い?小説だから気にしないでくださいw
で、諒音と詩音は、唯今5歳です。目の前には、今世の母親である熊蔵 燐がいる。
その表情は、とても嬉しそうで、側にいる諒音達を優しく両腕に抱きかかえた。

詩音「おかあさん…あったかい」

諒音「ポカァ!」

ぎゅーっと抱きつき詩音も諒音も嬉しそうに微笑んだ。
そんな二人に燐は、「甘えたかったの?」と本当に嬉しそう。だが、それを恨めしそうに見つめる視線あり。
諒音も詩音も燐も気が付いているが無視している。

父「燐〜、諒音〜、詩音〜」

その無視している視線とは、父親である宋治の物だ。
その宋治の表情は、嫉妬と愛おしさが入り混じり涙でグチャグチャになった気持ち悪い。

諒音「おかさ、なんかきこえる」

母「気にしなくていいのよ〜」

詩音「じゃあむし…する」

父「無視しないでぇぇええ!」

詩音「ふん」

父「あぁぁあ」

詩音「うるさい」

諒音「しつこいのきらわれちゃうよ」

詩音と諒音に嫌そうな顔で言われているというのに宋治は、諦めず抱き締めようとする。
そして終いには、詩音が「しつこくしたらメッ」ビシぃっと宋治に向けて指を差した。
しかし、それでヘコむ宋治では、なく逆に

父「あぁぁあ!うちの子達超可愛いぃぃい!!
  絶対に嫁になんか出さないパパと結婚しよう!!」

とこの様に鼻血を出しながら息を乱しながらカメラを構えている。
流石に燐も諒音達もドン引きだ。

父「ぁあっ。も、もう、そんな眼が出来るように…っ」

詩音「ひえ…っ」諒音「ぴゃ…っ」

母「ほら、詩音達が怖がってるわよ。いい加減になさい」

呆れた顔で燐は言ったが宋治は、「これも成長の証だ…っ」と興奮して聞く耳も持たない。これは、もう手遅れだ。

諒音「おとさこあい」

詩音「あっちいって」

父「ハッ…ハッ…My princess(母「いい加減にしろ」グフォア!?」

このままでは、危険な上。近所迷惑なので燐が回し蹴りを顔面にくらわせた。勿論、諒音達に負担も衝撃も加わらない様に抱えながらだ。
それで諒音と詩音は、愉快そうに燐へパチパチと拍手を送る。
その拍手に燐は、ドヤ顔を決め。宋治は、グタァッと倒れて、何処か嬉しそうだった。
…うん、キモイ( *´艸`)

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夜桜 蝶(プロフ) - 柘榴さん» 初めまして!ありがとうございます(*´ω`*)更新は少しゆっくりですが赤猫ちゃんと頑張っていきます! (2017年7月8日 12時) (レス) id: 8019787952 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - これからの、更新を楽しみにに待ってます (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - 初めまして柘榴といいます。姉妹から双子に転生するのは知っていましたが、幼馴染からなると言うものは、初めて見つけたので興味をそそられました。 (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤い桜模様の猫&不思国アリス x他1人 | 作成日時:2017年5月27日 22時

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