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15話 ページ17

またまた、あれから時間を飛ばして数日。スコッチは、本当に諒音達の護衛となっていた。
勿論、偽名と新しい戸籍を作って。

諒音「設楽〜」

設楽(スコッチ)「あ〜、はいはい。何ですか?」

スコッチの今の名前は、虎静 設楽。これは、宋治がギリギリと設楽に嫉妬しながら決めた名前だ。
…設楽を紹介した時に燐は、喜び宋治は、逆鱗したのは、言うまでもない。

詩音「お茶なくなった…」

設楽「買ってこいという事ですか?」

諒音「そこにあるから取ってって事」

設楽「あぁ」

先程、諒音が設楽を呼んだのは、それが理由だったのだが話を逸らしてしまった為に双子のティカップの中身は、空だ。
設楽は、テーブルの上に置かれたポットを取って諒音達のティカップに紅茶を淹れる。
かなり慣れた仕草で。

諒音・詩音「ありがとー」

設楽「どういたしまして」

父「ぐぐぐっ。し、設楽君めぇ、My princessがぁぁああ」

諒音「設楽〜、父さん締め出して〜」

設楽「…はい」

父「何でだい!?My princess!(設楽「とりあえず頭冷やしてきてください」あぁあぁぁぁ」

諒音の指示通りに設楽が宋治を叫び声などを出させながら締め出す。
それを詩音は、呆れた視線を宋治に寄こしながら溜息を零していた。それは、諒音も同じである。

詩音「最後までうるさかった…根は優しいんだけどねぇ…」

諒音「あの過保護差とか親馬鹿が治ればいいのにねぇ」

設楽「いいじゃないんですか?
  あんな風に心配してる事や大好きだって事を表面に出してくれるなんて、そうそういませんよ?」

諒音「…そうだねぇ」

詩音「でもねぇ…」

諒音・詩音「はぁ…」

設楽の言葉に同意するも何か納得しきれないような表情を作りながら生暖かい目で遠くを覗く。
余りの表情に設楽が、どうすれば良いのか分からずアタフタし始め素が出始めたので諒音達は、普段の態度に戻し紅茶を飲み、それの感想を言っていく。

諒音「うーん…前よりもマシになったけど、もう少し蒸す時間を短くね」

詩音「それと、このお菓子に合うのは、こっちの紅茶だよ」

設楽「注文が多いですね」

詩音「食べてみたら分かる」

お菓子をムッとしている設楽の口の前に出す。諒音は、紅茶を出した。
しかし出したのは、諒音が飲んでいた物、詩音が食べて少し減った菓子だ。
間接キス……設楽、死ぬなよ。

父「しぃたぁらぁくぅぅううん」

設楽「あぁぁっ」

諒音・詩音「……」

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夜桜 蝶(プロフ) - 柘榴さん» 初めまして!ありがとうございます(*´ω`*)更新は少しゆっくりですが赤猫ちゃんと頑張っていきます! (2017年7月8日 12時) (レス) id: 8019787952 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - これからの、更新を楽しみにに待ってます (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - 初めまして柘榴といいます。姉妹から双子に転生するのは知っていましたが、幼馴染からなると言うものは、初めて見つけたので興味をそそられました。 (2017年7月5日 5時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤い桜模様の猫&不思国アリス x他1人 | 作成日時:2017年5月27日 22時

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