【ars】〜５つの恋〜社内恋愛しませんか？【出会い編】

３０．新たな旅立ちへ ページ30

二宮「ヤバい。戻らないと！」
　主「すいません。なんか何度もありがとうございました！」
二宮「帰るんでしょ！？ 気を付けて帰るんだよ！」

そう言うと、またキラースマイルを見せてくれた。

　主「相葉さんにもきちんと挨拶できなかったのでよろしくお伝えください！」
二宮「了解！伝えておくよ！」
　主「では。失礼します！」

山田ちゃんとお辞儀をしてエレベーターを降りた。
エレベーターが上に上がるのを確認してから私達は受付へと向かい本社内用ＩＤカードを返却して本社を後にした。

最寄の駅から電車にのりちょうど空いていた二人分の座席に山田ちゃんと腰かけた。

後「なんか、凄かったですね〜！」
主「ね〜！ なんか疲れたね〜！」
後「そうだ！ これ、Aさんの分の包みです！」

そう言うと山田ちゃんがカバンからカワイイ包みをだした。

主「え！？ あ〜、佐伯ちゃんたちからの！？」
後「はい！ 忘れないうちに渡しておきたくて」

そういえば、最初に包みを見つけた時にはどうなることやらと思っていたけど
なんとかなってよかった！

主「ありがとう！」

私は包みを受け取ってカバンに入れた。

後「最初は本社のアイドルに会えるかと思うと緊張しちゃったけど今日は本当に素敵な日になりました！」
主「おおげさだな〜！ やまだちゃんは！」
後「おおげさじゃないですよ〜！ 本社のアイドルに会えたんですから！」
主「じゃあ、佐伯ちゃんたちに感謝だね！」
後「はい！ 感謝してもしきれないですよ〜！」

そんな話をしながら私達は帰宅した。

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それからの１か月半はあっという間だった。
社内では通常の仕事をしながら引き継ぎもして荷物も片づけて。
休みの日には社宅をみたり不動産屋さんに賃貸部屋を見せてもらったり。
部屋の荷物もまとめたりと、とにかく慌ただしかった。
片づけが進む度に寂しくも感じるのは長年勤めていた大切な場所だからかな？

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そして春がやってきた。


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あとがき

出会い編、終了です。

最後まで読んで下さり感謝です。ありがとうございました！
そしてアンケートに回答してくださった方々、ありがとうございます！
もう少しアンケート期間をとってそれぞれの物語を書きたいと思ってます。
今の所広報部が１位で２位が同率で総務部と秘書室です。
続編もどうぞよろしくお願いします！
　
作者、笹栗でした。

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