27.社員食堂(1) ページ27
2階の社員用エレベーターホールに着くとさっきまで沢山の社員たちでにぎわっていたのがウソのように人気がなく静まり返っていた。
エレベーターを呼ぶボタンを押すとすぐにドアが開いた。
後「みんな、どこに行ったんですかね?」
主「食堂に行ったのかもね」
そんな話をしながらエレベーターに乗りこむと
「ねぇ〜!!待って、待って〜!」
エレベーターの外から声が聞こえ閉まりそうなエレベーターの“開”のボタンを慌てて押した。
「はぁ、はぁ…間に合ってよかった〜!」
息を切らしながら乗り込んできたのは相葉さんだった。
主「相葉さん! どうしたんですか?」
相葉「お昼、一緒してもいいよね!?」
主「え!?」
耳を疑う言葉に一瞬戸惑ってしまった。
横をみると山田ちゃんもきょとんとしている。
主「あの、確か今日は食堂行けないんじゃ〜!?」
相葉「大丈夫!大丈夫! ほら、ニノと一緒じゃなければ問題ないって!!」
笑いながらかる〜くそう言って社員食堂がある23階のボタンを押す相葉さん。
エレベーターが動きだし上へと向かう。
相葉「いや〜!魚、食べたかったんだよね〜!!」
主「ホントに大丈夫なんですか!?」
相葉「大丈夫。おばちゃんには僕からちゃんと話すから!」
相葉さんに丸め込まれ(?)エレベータが23階へ着くのをまった。
主「二宮さんはどうしたんですか?」
相葉「ニノ? あのまま、あのエレベーターで秘書室に戻ったよ!」
後「え!?停止中のエレベーターなのに動かせるんですか?」
相葉「秘書室だから来局用エレベーターのカギ使えるんだよ。だからあの時もエレベーター開いたでしょ?停止中なのに」
後「そっか〜! そうですよね〜」
そんな会話をしているとあっという間に23階に到着した。
社員食堂なのに洒落たレストランみたいな雰囲気でかなり広い。
23階にあるだけあって窓から見える眺めも都会の高層ビルの中でありながらも一瞬、別世界かと思わせる。
後「うわ〜!!凄い広いですね〜!!」
山田ちゃんが嬉しそうに言った。
相葉「あれ?本社の社食初めて?」
後「はい! 横浜支店の社食とは雰囲気も規模もぜんぜん違うのでびっくりしました!」
相葉「そっか〜。じゃあ案内しますよ〜!こちらへどうぞ〜!」
相葉さんが得意げにそう言って先を歩き出した。
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capi(プロフ) - 笹栗さん» 出会い編終わりましたね! ついに本社へ…。 楽しみです! 頑張ってください♪ (2012年8月20日 23時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
capi(プロフ) - あっ、相葉ちゃんがたくさん出てる~♪って感じで見てました!私、副担が相葉ちゃん&大野くんなんです! 担当はニノなんですけど(笑) ニノ大好きなんです! また更新頑張ってください♪ (2012年8月11日 16時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
capi(プロフ) - 笹栗さん» 更新待ってました! 楽しみすぎます! 頑張ってください♪また来ますね! (2012年8月8日 18時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
capi(プロフ) - 笹栗さん» 全員出てきましたね! ここからどうなるのか楽しみです♪ (2012年8月4日 8時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
笹栗 - capiさん» またまたコメントありがとうございます! 頑張ります! (2012年8月4日 0時) (レス) id: 051b2bf54c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笹栗 | 作成日時:2012年3月13日 14時