22.総務部のアイドル(3) ページ22
ほのぼのとした雰囲気の大野さん。
私も山田ちゃんもなんだかホッとすると言うかなんというか。
大野「あ、そうだ!」
大野さんが静かに何か思いついたように呟いた。
大野「これから横浜まで帰るの?」
主「今日は直帰の予定です。」
大野「じゃあ、お昼もうすぐだからここの社食食べていきなよ」
主「社食?…ですか?」
大野「魚!食堂のおばちゃんに頼んでおくからさばいてもらって食べな」
魚…そんなに食べてほしいのかな?
大野「自分でさばいてもいいんだけど今日はお昼に呼ばれてて…ごめんね」
後「大野さん、魚さばけるんですか?」
山田ちゃんが驚いて聞いた。
大野「うん。釣り始めてから出来るようになったんだ」
後「へぇ〜釣りってそんなに楽しいんですか?」
大野「楽しいね。1度やって見たら釣りの楽しさがわかるからやったほうがいいよ!」
目を輝かせて大野さんが言った。
その瞬間
“キーンコーンカーンコーン”
と社内に昼休みを知らせるチャイムが流れた。
大野「まずいな。1度戻らないと!」
主「すいません。お忙しいのに…」
大野「魚、食堂の冷蔵庫に預けてあるからおばちゃんに土田さん達が行くから料理してだしてもらうように頼んでおくから食堂に行ってね」
主「あ! でも、この後、人と待ち合わせがあって食堂に行くのが遅くなってしまうかもしれないのですが…」
大野「大丈夫。おばちゃんに言っておくよ」
主「なんか逆にすいません」
大野「謝らないで。いっぱい釣れたからこっちも逆によかったよ」
そう言うとふにゃ〜と笑った。
大野「じゃ〜またね…」
主・後「はい。ありがとうございました」
私たちがお辞儀をすると大野さんは片手をかるくあげて戻っていった。
後「なんか、ほんわかとした人でしたね」
主「だね〜。優しそうな人だったね」
二人でボーっと大野さんの立ち去った方向を見ていると
総務部内から女子社員達の声が響いてきた。
女1「大野く〜ん!遅〜い!」
女2「ちょっと!私が大野くんと約束したんだから〜!」
なんだか女子社員達の殺気立った声が聞こえふと我に返った。
主「山田ちゃん!待ち合わせ!」
後「ええと、来客用エレベーターの1階でしたね、急ぎましょう!」
慌ててエレベーターホールに向かうとそこには沢山の女子社員達が紙袋を持ち
エレベーターを待っていた。
主「やまだちゃん。階段で下に行こう!」
後「はい!」
私達は階段で1階に向かった。
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capi(プロフ) - 笹栗さん» 出会い編終わりましたね! ついに本社へ…。 楽しみです! 頑張ってください♪ (2012年8月20日 23時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
capi(プロフ) - あっ、相葉ちゃんがたくさん出てる~♪って感じで見てました!私、副担が相葉ちゃん&大野くんなんです! 担当はニノなんですけど(笑) ニノ大好きなんです! また更新頑張ってください♪ (2012年8月11日 16時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
capi(プロフ) - 笹栗さん» 更新待ってました! 楽しみすぎます! 頑張ってください♪また来ますね! (2012年8月8日 18時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
capi(プロフ) - 笹栗さん» 全員出てきましたね! ここからどうなるのか楽しみです♪ (2012年8月4日 8時) (レス) id: d89a5f3b3e (このIDを非表示/違反報告)
笹栗 - capiさん» またまたコメントありがとうございます! 頑張ります! (2012年8月4日 0時) (レス) id: 051b2bf54c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笹栗 | 作成日時:2012年3月13日 14時