□第十二話 ページ13
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ガサゴソ
寧々「……あった。」
引き出し、タンス、ペン立て、あらゆる場所をガサゴソと荒らし、ようやく見つけたソレ。
カチャ、と持ち手のレバーらしきものを動かすと、鼠色のギラギラと輝く鋭利な刃が顔を覗かせた。
＿＿もう、疲れたから。私のせいで、みんな不幸になる。
本当は、全部全部、知ってたんだ。
類の悩みだって、
えむの闇だって、
司の苦労だって、
お姉ちゃんの想いだって。
＿＿全部全部、救えなかったワタシのセイ。
なんで自分の話ばっかして、類のことなんも聞かなかったのよ…！！
なんで、…なんでえむの少しずつ増えていく闇に気づいていたのに、…。
腕に刃を沈める。
つぅ、と流れる生温かく赤い液体は、ワタシの精神を少しばかり安心させる。
なんで……
そうよ。なんで、なんで司の寂しそうな表情を放っておいたの……！！
類がなんとかしてくれる？
冗談じゃない。
人に頼ってばかりの弱虫がなに考えてるのよ。
じゃあなんでお姉ちゃんの孤独さに手を差し伸べられなかったの…。
わかってたのに。
お姉ちゃん、ワタシは知ってたから。
教室に入った途端、孤独を感じたお姉ちゃんの心も。
休み時間、いっつもワタシに張り付いていた本当の理由も。
それらをワタシに必死に隠そうとしてたのも。
寧々「存在意義のない人間は、消えていいよね。」
というか、消えさせてください。
刃を限界まで引き出したカッターナイフ。
もう、何も怖くない。
ぐさり、鈍い音が聞こえた。
まだ、空は暗いまま。
ワタシは、暗闇に引きずり込まれると同時に、意識を手放した。
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葉月(プロフ) - みそラーメンさん» 寧々ちゃァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ん!!!!私も語彙力なさすぎてほんとごめんマジごめｪｪｪｪん！！！寧々ちゃんへの愛は私も止まらないぜぇぇ！！！！（（（（コメントありがとうございます！！） (2022年11月5日 6時) (
レス) id: adc3152580 (このIDを非表示/違反報告)
みそラーメン - 寧々ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！語彙力なくて言えることないよぉぉぉぉぉぉ！！！でも、寧々ちゃん愛してるよぉぉこの作品も好き！！ (2022年11月5日 0時) (レス) @page18 id: b926812383 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 紫月天音さん» 寧々ちゃんンンンんﾝ゛ﾝ゛ﾝ゛ﾝ゛！！！！駄目だって駄目だってｪ゛ｪ゛ｪ゛ｪ゛！！（（（（（コメントありがとうございます！！） (2022年10月9日 19時) (レス) id: adc3152580 (このIDを非表示/違反報告)
紫月天音(プロフ) - 寧々ちゃぁぁぁぁぁぁん！？ちょ、それ痕になっちゃうやつだから待って！！待っ！！！ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！！！ (2022年10月9日 18時) (レス) @page13 id: 2a080b2c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作成日時：2022年7月27日 21時
