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63話 ページ15

『どうしたんだい 真くん』



「………あぁ…。」



そして月日が立ち、俺達は決勝トーナメントに向かっていた。

今日は初日。
というのに真くんは浮かない顔をしていた。
それとは反対に大輝は友達と戦えるという嬉しさに舞い上がっていた。





「…いや…今朝のおは朝占いがな…」

「なにー?悪いのー?ちょっとカンベンしてよミドチーン」

緑間「オレは3位だ問題ない。ラッキーアイテムももっている悪いのは…」

「青峰だ」


『!』



「最下位だったのだよ…何事もなければいいがな…」

と、難しい顔をする真くん。
真くんが言うおは朝はほんとに、嘘かっていうくらいに当たる。
おは朝が外れたことなんて俺はまだ未だに見た事がなかった。






そして、真くんが言った通り





________________...




「いるわけねぇだろお前とやれる奴なんて…」

「イヤミかよ」





と、後ろから声が聞こえた。
後ろを振り向くと点を決めたのに苦い顔をしている大輝。
そして、諦めているのか気力がない目をした相手のチーム。







「オレの欲しいもんは……絶対見つかんねぇ」






大輝は言った__________









「オレに勝てるのは」
「オレだけだ」








やっぱ……やっぱなぁ……


やっぱ……天才が悩んでる事は俺にはわかんないや。




可笑しいな……こんなはずじゃなかったのに……




『なんで……』









そして、帝光 169 - 81 上崎 で、俺達が勝った。
が、俺たちの空気は重かった。





俺は…どうすれはええんやろ………わかんないや
どうしたらあの頃みたいに笑って……









___________...


そして、次の試合。大輝はサボらずに出てくれたが
危ないプレイになった。



そして、


「!?」


「アウトオブバウンズ!白ボール」

「……」

「どーしたんスか黒子っち!?」

「……すみません」

テツヤの調子が悪くなり俺と交代をした。









帝光 97 - 39 矢野工業

帝光はまたもや勝利を得た。


この試合で大輝は40得点を記録。





そして翌日最終日、決勝トーナメント準決勝に。


前日同様仲間からはなげやりにすら映るプレイぶりにも関わらず
大輝は決め続け51得点を記録した。





何度も注意をしようとした。何度もしようとしたが…

いざと言う時には口が閉まり、そして足が止まる。



ほんと、俺は意気地無しだ…









そんな状態で、俺達は決勝戦まで来ていた。

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作者名: | 作成日時:2019年3月3日 17時

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